1. フローリングに黒ずみができる原因
◾️皮脂や汗が積み重なる
裸足でフローリングを歩くと、足の裏の皮脂や汗が少しずつ付着して、最初は目立たなくても、放置するうちに黒ずみへと変化していくのです。
とくにリビングや廊下、階段の中央など、よく歩く場所は要注意です。
◾️料理中の油が飛び散る
キッチン周りの黒ずみは、調理中に飛んだ油汚れが原因のことが多いです。
見逃してしまった油は、時間が経つと床にしっかり染み込み、頑固な汚れになってしまいます。
◾️湿気による黒カビ
結露が起きやすい窓の下や、敷きっぱなしにした布団・カーペットの下には黒カビが発生しやすくなります。
とくに冬場は、温度差による結露で湿気がたまりやすいので注意が必要です。
2. フローリング黒ずみの基本の落とし方
◾️中性洗剤が活躍
皮脂や油が原因の黒ずみなら、台所用の中性洗剤を薄めて使うと効果的です。
専用フローリング洗剤なら、除菌や防汚効果も期待できます。
2リットルの水に小さじ1の洗剤を混ぜ、雑巾を浸してしっかり絞ってから使いましょう。
◾️掃除の手順
まずはフロアワイパーとドライシートでホコリを取り除き、必要なら掃除機も使います。
その後、洗剤を含ませた雑巾で黒ずみ部分を丁寧に拭き取りましょう。
仕上げに、きれいな水で固く絞った雑巾で洗剤をしっかり拭き取りましょう。
ペットや小さな子どもがいる家庭では、念入りに水拭きするのが安心です。
3. 頑固な黒ずみを落とす裏技
◾️重曹を使う場合
重曹は酸性汚れに強く、皮脂や油に効果的。ただし使いすぎるとワックスが剥がれるので要注意です。
水100mlに小さじ1の重曹を溶かし、布に含ませて優しく黒ずみをこすります。
作業後は軽く水拭きし、重曹の白残りを防ぎましょう。
◾️黒カビ対策はアルコール除菌
黒カビには塩素系漂白剤は使えません。
アルコール除菌スプレーを吹きかけ、隙間のカビは爪楊枝などでかき出すのが効果的です。
仕上げは乾拭きで水気を残さないようにしましょう。
どうしても落ちない場合は、プロの掃除業者に相談するのも一つの方法です。
4. 黒ずみを防ぐための習慣
◾️毎日のちょこっと掃除
フロアワイパーとドライシートで軽く掃除するだけでも、黒ずみの原因を減らせます。
飛び散った油や食べこぼしは見つけたその場で拭き取ることが大切です。
◾️湿気を溜めない工夫
晴れた日は換気をして湿気を追い出しましょう。
布団やカーペットは敷きっぱなしにせず、定期的に干すのがおすすめです。
◾️定期的なワックスがけ
ワックスは時間が経つと劣化し、逆に黒ずみの原因になります。
古いワックスを剥がして塗り替えるのは、5年に1回くらいが目安。自分では難しければ、業者にお願いするのも選択肢です。
結論
フローリングの黒ずみは、汚れの種類に合わせた掃除方法で落とせます。軽い汚れなら中性洗剤、頑固な場合は重曹やアルコール除菌スプレーを使うのがおすすめ。ただし、重曹はワックスを傷める可能性があるため、使用には注意が必要です。日頃から湿気対策やこまめな掃除を心がけて、きれいなフローリングを保ちましょうね。