1. ドライヤーから焦げたにおいがする主な原因
◾️内部にたまったホコリや髪の毛
ドライヤーの吸込口や吹出口にホコリや髪の毛が詰まると、ヒーター部分に触れて過熱されることで、焦げたようなにおいが発生します。
普段からのお手入れ不足が原因になりやすいので注意が必要です。
◾️パーツの劣化や不具合
ドライヤーは消耗品です。長年使ううちにヒーターコイルや内部の細かい部品が劣化し、異常な熱を出すことがあります。
これが焦げ臭さにつながることもあります。
◾️コードの断線や破損
コードは曲げたり引っ張ったりされることが多く、劣化しやすい部分です。
ひび割れや断線があると通電時に焦げたにおいがする場合があります。
使用前にコードの状態をチェックしておきましょう。
2. フィルター掃除が重要な理由と対処法
◾️詰まったフィルターは過熱のもと
ドライヤーは吸込口から空気を取り込み、ヒーターで温めた風を吹出口から出します。
フィルターがホコリで詰まると、冷却用の風が入らず内部が過熱し、焦げ臭さの原因になります。
さらに、温度上昇を防ぐサーモスイッチが作動するとき、火花が出てホコリや髪の毛に引火するリスクも。
火花が出る、急に冷風になる、異常に熱くなるなどの症状が出たら、すぐに使用を中止しましょう。
◾️掃除のやり方を確認しよう
フィルターが取り外せる場合は外して歯ブラシで汚れをかき出し、中性洗剤で洗って乾かせばOK。
外せないタイプなら掃除機のノズルで吸込口のホコリを取り除き、歯ブラシや綿棒でこすりながら冷風を出して奥の汚れを飛ばします。
取扱説明書も必ず確認して、自分のドライヤーに合った方法で掃除しましょう。
3. 髪の毛の吸い込みや異常に注意
◾️髪の毛が吸込口に巻き込まれるおそれ
吸込口が近づきすぎると、ファンに髪の毛が巻き込まれ、火傷やケガの原因になります。
国民生活センターの調査によると、2000人中259人がドライヤーで髪の毛を吸い込まれた経験があると報告されています。
使用時は吸込口から10cm以上離すことを心がけましょう。
◾️焦げ臭さが続くときは使用中止を
掃除後も異常が続く場合、サーモスイッチの故障や内部の問題が考えられます。
スプレーやシャンプー剤の成分が接点を腐食させ、不具合を起こすこともあるのです。
無理に使い続けず、修理や買い替えを検討してください。
結論
ドライヤーから焦げたにおいがしたら、ホコリや髪の毛の詰まり、パーツやコードの劣化などが原因かもしれません。
異変を感じたらすぐに電源を切り、原因を確認しましょう。
また、こまめなフィルター掃除やコードの点検は、安全に使い続けるためにとても大切です。
日頃のお手入れで、安心して使えるドライヤーを保ちましょうね。
異変を感じたらすぐに電源を切り、原因を確認しましょう。
また、こまめなフィルター掃除やコードの点検は、安全に使い続けるためにとても大切です。
日頃のお手入れで、安心して使えるドライヤーを保ちましょうね。