1. アルコールでフローリングが白くなる理由
◾️ワックスが溶ける仕組み
「すぐに蒸発するから大丈夫」と思って放置すると、白く変色してしまうことがあります。
これは、フローリング表面のワックスがアルコールによって溶けてしまうことによって起きるもの。
キッチン用アルコールスプレーは油分を分解する力が強いため、ワックスに含まれる成分にも反応してしまうのです。
◾️ウエットティッシュや除光液も要注意
アルコール消毒液だけでなく、アルコール入りのウエットティッシュや除光液も同じリスクがあります。
例えば、食べこぼしをアルコール入りティッシュで拭いたあと放置する。
除光液を使ったコットンを床に置きっぱなしにする。
これらもワックスを傷める原因になるので注意しましょう。
2. 白化したフローリングの修復方法
◾️ワックスを塗り直す
アルコールで白くなった部分は、実はフローリング自体ではなく、ワックス層だけのダメージです。
そのため、ワックス剥離剤を使って古いワックスを一度はがし、新しいワックスを塗れば修復できます。
これで、元のようなツヤ感がよみがえるはずです。
◾️小さな範囲ならメラミンスポンジ+油
広範囲をワックスし直すのは大変!
そんなときは、100円ショップでも買えるメラミンスポンジにサラダ油(ハンドクリームでもOK)をつけ、軽くこすってみましょう。
ただし、強くこすると逆効果。優しくなでるように行うのがコツです。
3. アルコール以外の除菌・消毒方法
◾️次亜塩素酸ナトリウムを使う
アルコールの代わりに使えるのが次亜塩素酸ナトリウム。
ノロウイルス対策にも使われる成分で、フローリングが白くなる心配もありません。
ただし濃度は要注意!
フローリングに使うなら、0.05%程度に薄めましょう。
スプレーしたあとは水拭き→乾拭きの順で仕上げると安心です。
◾️食器用中性洗剤を使う
もっと手軽なのは、界面活性剤入りの食器用中性洗剤。
500mlの水に小さじ1杯の洗剤を混ぜ、布に染み込ませて一方向に拭き取りましょう。
その後は水拭き、乾拭きを忘れずに。
4. 避けたいフローリングお手入れNG集
◾️重曹やセスキ炭酸ソーダはNG
ナチュラルクリーニングで人気の重曹やセスキ炭酸ソーダですが、実はフローリングには不向き。
これらはアルカリ性洗剤で、皮脂汚れを落とす力が強い半面、ワックスをはがしてしまう可能性があります。
「自然派だから安心」と油断せず、使う場所に合ったアイテム選びが大切です。
結論
フローリングの白化は、アルコール成分がワックスを溶かしてしまうのが原因。
除菌や掃除でついやってしまいがちなことですが、放置は禁物です。
代わりに、次亜塩素酸ナトリウムや食器用中性洗剤などを上手に活用して、フローリングの美しさをキープしましょう。
日々のケアでおうちを快適に保つ工夫、ぜひ取り入れてみてくださいね。
除菌や掃除でついやってしまいがちなことですが、放置は禁物です。
代わりに、次亜塩素酸ナトリウムや食器用中性洗剤などを上手に活用して、フローリングの美しさをキープしましょう。
日々のケアでおうちを快適に保つ工夫、ぜひ取り入れてみてくださいね。