1. オクラが黒くなる原因は「低温障害」!?
スーパーでオクラを手に取ったとき「一部が黒くなってる...傷んでるのかな?」と心配になることはありませんか?
実はオクラは、寒さが苦手な野菜です。
アフリカ原産で、温かい環境を好むため、低い温度に長時間さらされると「低温障害」を起こし、黒く変色してしまうことがあります。
この変色は、輸送中や店頭での冷えすぎが原因のことが多く、必ずしも傷んでいるわけではありません。
ただし、冷えていないのに黒くなってきた場合は、傷みのサインかもしれませんので、注意してください。
2. 黒くなったオクラは食べられる?
外側が少し黒くなっていても、黒い部分のまわりに「ぬめり」「嫌なにおい」「ぶよぶよした感触」がなければ、食べても問題ないとされています。
ただ、色が気になる場合は、黒い部分を切り落としてから調理するといいでしょう。
見た目を大事にしたいサラダや和え物には、このひと手間を加えると安心です。
一方で、中まで黒く変色している場合は要注意です。
オクラの中には白い種が入っている空洞がありますが、そこまで黒くなっていたら傷んでいる証拠ですので、食べずに処分してください。
3. オクラを黒くしないための保存方法
オクラを黒くしないための方法を知りたい方のために、オクラを新鮮なまま保つ保存方法を2つ紹介します。
【冷蔵保存】
野菜室に入れることで冷えすぎを防げます。
冷蔵庫の中でも野菜室は少し温度が高めで、オクラにはちょうどいい環境です。
ポリ袋に入れて保存すれば、乾燥も防げてより長持ちしますよ。
【冷凍保存】
すぐに使わないときは冷凍がおすすめです。
生のままでも、さっと茹でてからでも冷凍できます。
■生のまま冷凍する場合
①塩をふってこすり、産毛を取り除きます。
②ガク(ヘタのまわり)を取ります。
③密閉袋に入れて冷凍庫へ。
■茹でてから冷凍する場合
①こちらも同じように産毛を取り、ガクを取ります。
②熱湯で15秒ほど軽くゆでます(長くゆですぎると色が悪くなるので注意してください)。
③粗熱をとり、袋に入れて冷凍庫へ。
結論
オクラが黒くなるのは、寒さによる変色がほとんどです。
保存のひと工夫を意識して、いつでもおいしいオクラを楽しんでくださいね。
保存のひと工夫を意識して、いつでもおいしいオクラを楽しんでくださいね。