1. タオルに黒カビが発生する原因とは?
◾️湿気と汚れが黒カビの大好物
タオルに黒カビが発生する主な原因は湿気と汚れです。
体を拭いた後のタオルには皮脂や雑菌が残り、それが黒カビのエサに。
濡れたまま放置したり乾燥に時間がかかると、繁殖が進んでしまうのです。
◾️洗濯機の中も要注意
見落としがちですが、洗濯機の裏側に黒カビが潜んでいることも。
洗濯槽の裏側で繁殖したカビがタオルに付着することがあるので、洗濯機のにおいや黒いカスが気になったら掃除を検討しましょう。
◾️黒カビが及ぼす健康リスク
黒カビがついたタオルを使うと、肌荒れやニキビの原因になることも。
さらに、カビを吸い込むとアレルギーや病気を引き起こす危険があります。
「見た目が気になる」だけで済まないのが黒カビの厄介なところです。
2. タオルの黒カビを除去する3つの裏技
タオルの黒カビは洗濯機で落とすのは難しいため、裏技で除去する必要があります。タオルに使用できるお湯の温度は、洗濯表示(※1)で確認しておきましょう。
◾️酸素系漂白剤で簡単除去
衣類用の酸素系漂白剤(ワイドハイターやオキシクリーンなど)が効果的です。
液体よりも粉末タイプの方が洗浄力が高いのでおすすめ。
洗い桶に40〜50度のぬるま湯を用意し、規定量の漂白剤を溶かします。
そこに黒カビのついたタオルを30分ほど漬け置きしましょう。
汚れがしつこい場合はさらに時間を延長してOK。
取り出したら軽く絞って洗濯機で洗えば完了です。
◾️煮洗いで徹底的に落とす
熱に弱い黒カビには煮洗いも有効です。
鍋に水(2L)、酸素系漂白剤(10g)、洗濯用洗剤(5g)を混ぜて沸騰させ、タオルを投入。
3〜5分煮た後、火を止めて冷めるまで時々混ぜながら放置します。
その後、ぬるま湯ですすいでから通常通り洗濯してくださいね。
◾️高温お湯での漬け置き
煮洗いが面倒に感じる方は、90度のお湯で漬け置きする方法もあります。
バケツにお湯と漂白剤を入れ、タオルをしっかり漬け込んで2〜3時間保温。
保温のためにビニール袋やバスタオルを活用すると効果的です。
その後は洗濯機で洗えば、すっきり清潔に仕上がります。
3. タオルの黒カビを防ぐ日常の工夫
◾️濡れたままの放置は絶対NG
タオルを使った後はすぐに洗濯するのが理想ですが、難しい場合は一度乾燥させましょう。
ハンガーにかけるだけでも、カビの繁殖をしっかり防げます。
干す際は隙間を空けて風通しを良くする、部屋干しの場合は扇風機を当てるなど工夫を。
乾燥スピードが早いほどカビ予防になります。
◾️洗濯槽の掃除を忘れずに
月1〜2回のペースで洗濯槽クリーナーを使い、洗濯機自体を清潔に保ちましょう。
また、洗濯機を洗濯カゴ代わりにしない、使用後はフタを開けておくのも効果的です。
結論
黒カビは見た目やにおいの問題だけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。
酸素系漂白剤、煮洗い、高温漬け置きの裏技を上手に活用し、清潔なタオルを取り戻しましょう。
さらに日頃のちょっとした工夫で、カビの予防は十分可能です。
ぜひこの記事を参考に、快適なタオルライフを送ってくださいね!
◾️参考文献
※1 消費者庁「洗濯表示(平成28年12月1日以降)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
酸素系漂白剤、煮洗い、高温漬け置きの裏技を上手に活用し、清潔なタオルを取り戻しましょう。
さらに日頃のちょっとした工夫で、カビの予防は十分可能です。
ぜひこの記事を参考に、快適なタオルライフを送ってくださいね!
◾️参考文献
※1 消費者庁「洗濯表示(平成28年12月1日以降)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html