1. 足のにおいの原因
■原因その①:汗による雑菌の繁殖
足の裏には汗腺がたくさんあり、雑菌が住みやすい環境になっています。
さらに靴やくつ下で通気性が悪く、雑菌が繁殖しやすくなります。
雑菌は汗を分解することで「イソ吉草酸」というにおいのもとを作り出します。
つまり汗は雑菌の繁殖と栄養源の両方になってしまうのです。
■原因その②:足の洗い方が不十分
雑菌の栄養源は汗だけではありません。
指の間の汚れや、爪の間にたまった垢も雑菌のエサになります。
足を丁寧に洗えていないと、当然、においも発生しやすくなります。
また、洗ったあとに水分をきちんとふき取らないと、高い湿度が雑菌の繁殖を助けてしまいます。
■原因その③:角質が厚くなっている
角質は石けんだけでは落としにくく、雑菌のエサになります。
とくに男性はケアしている方が少ないようで、外まわりの仕事が多いビジネスマンは歩くことで歩行による刺激を受けやすく、角質が厚くなりやすい傾向があります。
■原因その④:同じ靴を続けて履いている
足からは1日約200mlの汗が出るとされています。
長時間履いた靴は湿気を多く含み、乾燥するまでに時間がかかってしまいます。
そんな靴を連日履き続けると、汗が十分に蒸発せず、雑菌がさらに繁殖してしまいます。
その結果、においがなかなか改善されにくくなるのです。
■原因その⑤:疲労やストレスがたまっている
疲れや睡眠不足が続くと、汗にツンとした刺激臭がまじることがあります。
これは「疲労臭」とよばれ、疲れやストレスが原因で肝機能が低下し、体内にたまったアンモニアが汗にまじって出てくるためです。
足の裏は汗をかきやすいため、疲れている時ほどにおいが出やすくなります。
2. 足のにおいの原因には4つの対策!
■対策①:足の洗い方を見直す
足のにおいの原因は雑菌の繁殖なので、まずは足を丁寧に洗うことから始めましょう。
石けんをよく泡立てて、やさしく足全体を洗い、指の間やつめのまわりなど、細かい部分もきちんと洗いましょう。
洗い終わったら、石けんが残らないようによくすすぎ、洗ったあとは水分をしっかりふき取りましょう。
■対策②:クリームやミョウバンで外側からケアする
においが気になる時は、クリームなどのデオドラント製品で外側からケアするのも効果的です。
デオドラントにはクリームやスティック、スプレーなどさまざまな種類がありますが、とくに効果が高いのはクリームタイプです。
細かい部分までしっかり塗れて、制汗や抗菌効果も長く続くので、長時間靴を履かなければならない方や汗をかきやすい方におすすめです。
■対策③:通気性のよい靴やくつ下を選ぶ
足の蒸れを防ぎたい方は、靴やくつ下を通気性のよいものに変えてみましょう。
靴はアッパーがメッシュ素材のもの、くつ下ならコットン素材のものが効果的です。
1日履いた靴は2~3日休ませれば、汗がしっかり乾き、においが出にくくなります。
■対策④:疲労やストレスをためない
疲れやストレスがある場合は、ゆったりとお風呂に入ってリラックスしたり、肝臓に負担をかけるアルコールを控えたりすることがにおい対策につながります。
外側のケアも大切ですが、疲労臭が気になる方は内側からもしっかりケアしてみましょう。
結論
足のにおいは、病気が原因でないかぎり、少し工夫するだけで誰でも手軽に対策できます。
足の洗い方や、靴・くつ下の選び方を見直すだけでも十分効果が期待できるので、ぜひ試してみてください。
足の洗い方や、靴・くつ下の選び方を見直すだけでも十分効果が期待できるので、ぜひ試してみてください。