1. 放置はNG!おねしょ布団が引き起こすトラブルとは
おねしょで濡れた布団は、すぐに対処しないとシミや臭いの原因になります。
尿に含まれるアンモニアは、時間が経つほど濃縮されて、独特の臭いが強くなっていきます。
また、黄ばみも強くなり、取れにくくなってしまいます。
一見乾いているように見えても、内部に湿気が残るとカビの温床になることも。
できるだけ早く、正しい方法で対応することが大切です。
2. やりがちだけどNG!間違った対処法
間違った対処は、汚れを落としにくくするばかりか悪化させることも。
ついやってしまいがちなNG例を、あらかじめ知っておきましょう。
◾️消臭スプレーだけで済ませるのはNG
臭いが気になって、つい消臭スプレーを使いたくなりますよね。
しかし表面の臭いを一時的にごまかすだけで、奥に浸み込んだ尿臭には無力。
逆に化学反応を起こして、さらに臭いが強くなってしまうことも...。
◾️熱湯をかけると逆効果
尿に含まれるタンパク質は、熱で固まりやすい性質があります。
そのため熱湯をかけると、汚れが繊維にこびりついてしまうことも。
お湯を使う場合は、40℃前後が目安です。
3. 正しい応急処置&洗い方を知ろう
慌てず落ち着いて、順を追って対処しましょう。
早い段階での正しい処置が、臭いやシミを防ぐカギになります。
◾️まずは水分をしっかり吸い取る
乾いたタオルで水分をしっかり吸い取ります。
体重をかけて上から押さえると、中綿の奥の水分まで吸い取れます。
絞るような動作は避けましょう。布団の生地や中綿が傷む恐れがあります。
◾️クエン酸スプレーで消臭ケア
消臭スプレーの代わりに、クエン酸スプレーを活用しましょう。
水200mlにクエン酸小さじ1〜2を混ぜましょう。使うたびにその都度作るようにしてくださいね。
汚れ部分にスプレーした後、乾いたタオルで再度水分を拭き取って。
◾️天日干しまたは乾燥機でしっかり乾かす
応急処置が終わったあとは、しっかりと乾かすのがポイントです。
晴れた日は1時間ごとに裏表を返して日光に当てるのが理想的です。
雨の日は布団乾燥機やホットカーペットを活用しましょう。
◾️部分洗い・丸洗いの方法
汚れが狭い範囲なら、40℃のお湯でシャワー洗い+クエン酸ケア+天日干し。
広範囲の場合は、浴槽にぬるま湯と洗剤を入れて、足で踏みながら優しく洗いましょう。
すすぎを数回行い、水分を切ってからしっかり干します。
◾️シミがある場合は漂白剤を
酸素系漂白剤を塗って30分ほど置いてから、40℃のお湯で薄めた液に浸けてつけ置き洗いをします。
よくすすいで天日干しをすれば、気になる黄ばみも解消できます。
4. そもそも布団を濡らさない工夫も大切
濡れた後の処理も大事ですが、そもそもおねしょ対策をしておくと安心ですね。
洗う手間が格段に減り、ストレスも軽減されます。
◾️防水シーツでガード
布団を汚さないためにまず使いたいのが防水シーツ。
子どもが寝返りをうっても大丈夫なよう、全面タイプを選ぶと安心です。
◾️おねしょズボンを活用
吸水性のあるおねしょズボンなら、多少のおねしょでも布団まで届きません。
洗い替えを多めに用意しておくと、夜中に慌てず対応できますよ。
結論
おねしょの布団はすぐに正しい処置をすれば、シミや臭いを防げます。
クエン酸や天日干しなどの基本ケアと、予防アイテムをうまく取り入れて、
毎日の布団トラブルも、上手に乗り切っていきましょう!
クエン酸や天日干しなどの基本ケアと、予防アイテムをうまく取り入れて、
毎日の布団トラブルも、上手に乗り切っていきましょう!