『蚊取り線香』は赤ちゃんやペットがいても使用OK！？今さら聞けない＜正しい使い方と注意点＞を紹介

◾️蚊をやっつける成分「ピレスロイド」
蚊取り線香に含まれる主成分は「ピレスロイド」という化学成分です。
これは、昔から殺虫効果があると知られていた「除虫菊（じょちゅうぎく）」の有効成分「ピレトリン」に似せて作られたもの。
ピレスロイドはごく少量でも蚊や虫の神経に働きかけて、麻痺させてしまう力があります。
煙に含まれたこの成分が、蚊を駆除してくれます。
蚊を遠ざける「忌避効果」や、隠れている虫を追い出す効果もあるので、蚊取り線香は、優れた虫対策アイテムといえるでしょう。

◾️おすすめアイテムもチェック
「アース渦巻香 蚊取り線香（30巻缶入）」は、煙の量や持続時間のバランスがよく、初心者にもおすすめの一品です。

◾️基本の使い方と消し方
2巻が重なっている場合は、丁寧にはがして1巻だけを使いましょう。
先端に火をつけて、炎が確認できたらすぐに吹き消し、煙が立ち上る状態にしましょう。
缶のフタ裏が線香皿になっている場合も多いので、忘れずチェックを。
途中で消す際は、無理に折ると火傷の原因になるため注意が必要です。
水を1滴垂らすか、金属部分に押し当てて消すのが安心です。

◾️風上に置いて効率よく
蚊取り線香は「煙」が届く場所に効果があります。
風下だと煙が流れてしまうので、風上に置くのがコツ。
6畳程度の室内なら1巻でOKですが、広い部屋や屋外で使う場合は、複数箇所に置くと安心です。

◾️どれくらい持つの？持続時間の目安
一般的なサイズなら約7時間ほど効きます。
短時間用のミニサイズや、12時間使えるジャンボサイズもあるので、用途に合わせて選びましょう。

◾️おすすめ商品も紹介
「金鳥の渦巻 蚊取り線香 大型（12時間用）」は、長時間使いたいときにぴったり。
一晩中蚊の侵入を防いでくれる、頼れる存在です。

◾️ 哺乳類には安全な成分だけど...
ピレスロイドは人間や犬・猫などの哺乳類には分解・排出されやすく、基本的には安全とされています。

メーカーも、妊婦さんや赤ちゃんがいるお部屋、ペットと暮らす家庭でも使用できると明記しています。

◾️アレルギー体質の方は慎重に
一方で、アレルギーを持っている方は注意が必要。
使用前にメーカーや医師に相談すると安心です。


◾️NGな生き物もいるので注意
観賞魚や昆虫、爬虫類などにはピレスロイドが強く作用するため、同じ部屋では使わないほうがベター。

ペットの種類によってはNGな場合もあるので、必ずパッケージの注意書きを読んでから使いましょうね。

◾️換気しながら使おう
どんな場合でも、閉め切った部屋で煙がこもるのはNG。
目や鼻への刺激を避けるためにも、使用時は、常に換気を心がけましょう。

また、燃えやすい布や紙の近くでは絶対に使用しないようにしましょう！

蚊取り線香は正しく使えば、安全かつ効果的に蚊を撃退できます。
使い方や注意点を押さえて、夏の暮らしを快適に過ごしましょう。
ペットや赤ちゃんがいる場合も、換気を忘れずに活用してくださいね。