1. 米のとぎ汁に含まれる栄養とその働き
米のとぎ汁には、精米の過程で残る米ぬかや、米から溶け出した栄養素がたっぷり含まれています。
特に2回目以降のとぎ汁には、美容や健康にうれしい成分がぎゅっと詰まっています。
◾️主な栄養素とその効果
ビタミンB群は代謝を助け、肌や粘膜の健康維持に役立ちます。
ビタミンEには抗酸化作用があり、老化予防にも期待できるでしょう。
マグネシウムやカルシウムは血圧や骨の健康をサポート。
脂質は保湿効果や脂溶性ビタミンの吸収を助けてくれます。
最も濃い1回目のとぎ汁には汚れも含まれているため、再利用するなら2回目以降がおすすめ。
2. 台所でのリサイクル活用法
とぎ汁は、料理や片づけにも使える万能アイテムなんです。
食器洗いやアク抜きなどに取り入れてみましょう。
◾️食器洗いとして活用
2回目以降のとぎ汁は、でんぷんや脂質が油汚れを落としやすくしてくれます。
洗い桶にためておけば、軽い汚れなら、洗剤なしでもスッキリ落ちますよ。
◾️アク抜きにも使える
大根や里芋などの下ゆでに使えば、アクが抜けてうま味もアップ。
とぎ汁の栄養分が野菜を柔らかくし、味もしみやすくなるんです。
◾️調理中の手洗いにも便利
魚や肉を触った手を洗うときにとぎ汁を使えば、消臭・保湿効果も得られます。
ただし、生ものを扱った後は除菌も忘れずに。
3. 暮らしの中でのとぎ汁リユース術
台所以外でも活用できる場面がたくさんあります。
掃除や洗顔、園芸など、いろいろなシーンで試してみてくださいね。
◾️陶器や土鍋の「目止め」に
とぎ汁を使うことで、土鍋の割れや水漏れを防ぐ効果があります。
煮立たせると、でんぷんが細かい穴をふさいでくれるので、長く使えるようになります。
◾️床掃除に活用してツヤ出しも
薄めたとぎ汁を雑巾に含ませて固く絞り、フローリングを拭けばツヤ出し効果も期待できます。
仕上げに乾拭きしておくと、さらにピカピカになりますよ。
◾️スキンケアにも
とぎ汁には天然の保湿成分が含まれており、薄めて洗顔や洗髪に利用できます。
パッチテストを行い、刺激がないか確認してから使ってくださいね。
◾️植物の水やりには注意が必要
そのままのとぎ汁では、虫が湧いたり根腐れの原因に。
使う場合は発酵させたり、希釈したりと工夫が必要です。
結論
米のとぎ汁には、栄養や生活に役立つ成分がたくさん。
再利用することで、環境にも家計にもやさしい暮らしが叶いますよ。
まずはできることから、気軽に試してみてくださいね。
再利用することで、環境にも家計にもやさしい暮らしが叶いますよ。
まずはできることから、気軽に試してみてくださいね。