1. 乾燥剤は「再利用」できるの!?
乾燥剤にはいくつか種類がありますが、再利用できるのは、基本的に『シリカゲル』だけです。
お菓子やサプリの袋に入っている透明または青い粒状のものがシリカゲルです。
これは二酸化ケイ素でできており、加熱することで吸収した水分を飛ばして再利用できます。
一方、白い粉が入った「石灰乾燥剤」は水分を吸収すると化学反応を起こしてしまうため、再利用には不向きです。
2. 自宅でできる!シリカゲル再生方法
◾️日光で乾かすだけの「天日干し」
シリカゲルは晴れた日に外に出して干すだけでも水分を飛ばせます。
手間も道具もいらない簡単な方法ですが、湿度の高い日や風の強い日は効果が下がるため、避けるのが無難です。
◾️フライパンや電子レンジで加熱する方法も
もう少しスピーディに乾燥させたい場合は、フライパンで弱火加熱、もしくは電子レンジの解凍モードを使うのがおすすめ。
耐熱容器に移して数分ずつ様子を見ながら温めると安全です。
焦がさないように注意しながら、何度でも繰り返し使えます。
3. 実はこんなに使える!乾燥剤の活用法5選
◾️靴や衣類の湿気対策に
乾燥剤は、保管中の靴や衣類の除湿にもぴったり。
クローゼットや引き出しに入れておくと、カビの発生を防ぐ効果が期待できます。
◾️スーツケースのニオイ防止に
旅行後のスーツケース、なんとなくこもったニオイが気になることはありませんか?
乾燥剤をひとつ入れておくだけで、湿気や臭いを吸収してくれます。
◾️ヘッドフォンの雑菌&ニオイ対策に
イヤホンやヘッドフォンを長時間使っていると、雑菌が繁殖して嫌なニオイの原因に。
保管ケースの中に乾燥剤を入れておくだけで、清潔感がぐっと変わります。
◾️車のフロントガラスの曇り防止に
雨の日に車内が曇って困った経験はありませんか?
乾燥剤をダッシュボードに置いておくと湿気を吸ってくれて、曇りを防ぐ効果が期待できます。
◾️ドライフラワー作りにも使える
花の水分をすばやく吸収してくれる乾燥剤は、ドライフラワーづくりにもぴったり。
新聞紙などで包んで一緒に置いておくだけで、美しく仕上げることができます。
4. 乾燥剤を使うときの注意点も忘れずに
◾️誤飲には要注意!
乾燥剤は小さくて、子どもやペットが誤って口に入れやすいアイテムです。
シリカゲルは毒性こそありませんが、誤飲すると、口の中が腫れたり刺激を感じたりすることがあります。
使用中も保管時も、必ず子どもやペットの手の届かない場所に保管しましょう。
◾️捨てるときは自治体ルールを確認
多くの自治体では乾燥剤は可燃ゴミとして処理されますが、中には不燃ゴミとして扱う地域もあります。
特に石灰乾燥剤は水分と反応して発熱する危険があるため、生ごみと一緒に捨てるのは避けましょう。
結論
食品に入っているシリカゲル乾燥剤は、捨てずに再利用して、身近なエコアイテムとして積極的に活用しましょう。
靴や衣類の湿気対策からフロントガラスの曇り止めまで、暮らしのさまざまな場面で役立ちます。
誤飲や処分方法にだけ気をつけて、身近なエコアイテムとして活用してみてはいかがでしょうか。
靴や衣類の湿気対策からフロントガラスの曇り止めまで、暮らしのさまざまな場面で役立ちます。
誤飲や処分方法にだけ気をつけて、身近なエコアイテムとして活用してみてはいかがでしょうか。