1. 枕の汗シミを放置するとどうなる?
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれています。
その汗が枕に染み込むことで、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があるのです。
◾️黄ばみ・においの原因になる
汗を吸ったままの枕は、時間とともに頑固な黄ばみとなり、嫌なにおいを発するようになります。
寝るたびに不快に感じてしまい、睡眠の質にも影響するかもしれません。
◾️ダニやカビが繁殖しやすくなる
汗や皮脂は、ダニやカビのエサになります。
湿度の高さも重なって、枕はダニやカビにとって繁殖しやすい環境になります。
そのまま使い続けると、就寝中にカビの胞子やダニのフンを吸い込んでしまい、アレルギーの原因になるおそれがあります。
だからこそ、定期的にケアして清潔を保つことが大切です。
2. 枕の汗シミを落とす方法|素材別!洗える枕・洗えない枕
枕の素材によって、落とし方は大きく変わります。
まずは洗濯表示(※1)をチェックして、洗えるかどうかを確認しましょう。
◾️洗濯できる枕の落とし方
水洗いOKな素材(パイプ・洗えるビーズ・洗えるポリエステル綿など)の枕には、酸素系漂白剤のつけ置きが有効です。
洗濯表示に従って、素材に合った干し方・洗剤も選びましょう。
【必要なもの】
・酸素系漂白剤(液体)
・ぬるま湯
・バケツまたは浴槽
・中性洗剤
・ゴム手袋・マスク
①バケツや桶にぬるま湯を入れ、パッケージに従って酸素系漂白剤を混ぜる
②枕を1〜2時間つけ置きする(ゴム手袋着用)
③つけ置き後、中性洗剤を使い、手洗いまたは洗濯機のやさしいモードで洗う
④洗濯表示に従ってしっかり乾かす(陰干し指定がある場合は注意)
◾️洗濯できない枕の落とし方
羽毛や低反発ウレタンなど、水洗いNGの素材は、濡れタオルを使って表面を拭き取る方法で対応します。
【必要なもの】
・酸素系漂白剤(3滴)
・中性洗剤(小さじ3)
・重曹(小さじ1)
・濡れタオル、乾いたタオル
・マスク・ゴム手袋
①漂白剤・洗剤・重曹を混ぜ、濡れタオルに染み込ませる
②汗シミ部分を叩くように拭く(ゴシゴシこすらない)
③水拭きで洗剤を落とし、乾いたタオルで水分を吸い取る
④洗濯表示の干し方に従って乾燥させる
※素材によっては酸素系漂白剤が使えないこともあるため、不安な場合や高級な枕はクリーニングに出すことも検討すると安心です。
◾️枕カバーの汗シミを落とす方法
①50℃程度のぬるま湯に酸素系漂白剤を入れて30分〜2時間つけ置きする
②洗濯洗剤を加えて洗濯機で洗う
こちらも酸素系漂白剤の分量はパッケージを確認してくださいね。
3. 枕の汗シミの予防対策2選
こまめな対策で、汗シミはしっかり防げます。
毎日の習慣に取り入れて、清潔な枕で快適な眠りを。
◾️厚手の枕カバーを使う
汗や皮脂が枕に直接染み込むのを防ぐには、厚手のカバーがおすすめ。
洗い替えを何枚か用意しておき、
・夏は3日に1回
・冬は1週間に1回
を目安に洗濯しましょう。
◾️洗濯可能な枕は定期的に丸洗いを
洗濯できる枕なら、半年に1回を目安に洗うことでにおいや汚れを予防できます。
頻繁に洗いすぎると傷むこともあるので、適度なペースで行いましょうね。
結論
枕の汗シミは、落とし方さえ知っていればキレイにできます。
素材や洗濯表示に応じた方法を実践すれば、においやカビ・ダニのリスクも減らせますよ。
予防には厚手の枕カバーと、こまめな洗濯がポイント。
清潔な枕で、清潔な枕で、気持ちよく眠りましょう。
(参考文献)
※1:消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_02.html
素材や洗濯表示に応じた方法を実践すれば、においやカビ・ダニのリスクも減らせますよ。
予防には厚手の枕カバーと、こまめな洗濯がポイント。
清潔な枕で、清潔な枕で、気持ちよく眠りましょう。
(参考文献)
※1:消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_02.html