1. 洗濯槽に黒い汚れが出たらカビのサイン
洗濯中に浮かぶ黒や茶色のカス、実は洗濯槽にこびりついたカビのはがれたものです。
とくに全自動洗濯機では見えにくいため、知らずに放置してしまいがち。
◾️カビが発生する原因とは
洗濯槽の内側には、洗剤カスや衣類の汚れが付着します。
湿度が高く、通気性も悪い場所なので、カビにとっては、非常に繁殖しやすい環境です。
さらに、脱いだままの汚れた洗濯物を入れておくと、カビのエサがさらに増えてしまいます。
つまり、放置すると、カビがさらに広がるおそれがあります。
2. 洗濯槽のカビを取る方法と注意点
カビを取るには市販の専用クリーナーを使うのが効果的です。
ただし、重曹やクエン酸は故障の原因になることもあるので注意しましょう。
◾️塩素系クリーナー(洗濯槽カビキラー)
【準備するもの】
・洗濯槽カビキラー
・ゴム手袋
【手順】
①ゴミ取りネットなどを外す
②洗濯槽にカビキラーを投入する
③50℃程度のお湯を満水までためる
④洗濯槽洗浄コースで運転する(ない場合は標準コース)
⑤終了後はフタを開けて槽内をしっかり乾かす
◾️酸素系漂白剤(オキシクリーン)
【準備するもの】
・オキシクリーン(目安:最大水量÷4杯)
・お風呂用ゴミ取りネット
【手順】
①ゴミ取りネットを外す
②最大水位まで50℃のお湯をためる
③オキシクリーンを適量入れる
④脱水なしの「洗い」コースで5分間運転
⑤半日〜1日放置し、カビを浮かせる
⑥ネットでゴミをすくう→再度5分間洗い→ゴミを取るを繰り返す
⑦最後にすすぎと脱水をして乾燥させる
◾️重曹・クエン酸はおすすめしない
ナチュラルクリーニングに使われる重曹やクエン酸ですが、洗濯槽には不向きです。
重曹は水に溶けにくく、部品の詰まりや故障の原因に。
クエン酸は酸性が強く、金属部分にサビを発生させるおそれがあります。
メーカーが非推奨としていることも多いため、避けたほうが安心です。
3. カビを防ぐために今日からできる4つの習慣
一度キレイにしたら、再発を防ぐことが大切です。
日頃の使い方で、カビの発生をかなり抑えることができますよ。
◾️洗濯前の衣類を洗濯槽に入れっぱなしにしない
脱いだ洗濯物をつい洗濯機に入れたくなりますが、湿気と汚れがたまりやすくカビの温床に。
ランドリーボックスなど風通しのよい場所を活用しましょう。
◾️洗い終わったらすぐに干す
脱水後の衣類をそのまま放置すると、湿気と温度が高まりカビが増殖します。
終わったらすぐに干して、洗濯機のフタも開けて乾燥させましょう。
◾️洗剤・柔軟剤は適量を守る
多く入れても洗浄力は変わらず、むしろ溶け残ってカビの原因に。
使用量はパッケージに書かれている通りに守りましょう。
◾️フタは開けておく
使っていないときも、洗濯機のフタはできるだけ開けておくのがおすすめ。
湿気を逃がし、槽内を乾燥させることができます。
ドラム式の場合は安全面に注意し、使用後にしっかり確認して閉めましょう。
4. どうしてもニオイが取れないときはプロに相談を
いろいろ試しても臭いやカビが取れない...そんなときは、プロの手を借りてみましょう。
ハウスクリーニング業者なら、洗濯機を分解してパーツごとに洗浄してくれます。
◾️業者による徹底クリーニングのメリット
家庭では見えない洗濯槽の裏側までしっかり洗浄してもらえるため、根本からカビを除去できます。
見た目もニオイもすっきり解消できます。
安心して洗濯ができるようになりますよ。
結論
洗濯槽に黒い汚れが浮かんだら、それはカビかもしれません。
市販の塩素系や酸素系クリーナーを使って定期的に掃除をしましょう。
また、洗濯物の入れっぱなしやフタの閉めっぱなしといった日常の習慣を見直すことで、カビの予防につながります。
清潔な洗濯機で、衣類も気持ちもスッキリ整えましょう!
市販の塩素系や酸素系クリーナーを使って定期的に掃除をしましょう。
また、洗濯物の入れっぱなしやフタの閉めっぱなしといった日常の習慣を見直すことで、カビの予防につながります。
清潔な洗濯機で、衣類も気持ちもスッキリ整えましょう!