1. 寝るときにエアコンはつけっぱなしでも大丈夫?
「寝るときにエアコンをつけて寝るのは身体に悪いのでは?」と心配になる方も多いですよね。
ですが、エアコンをつけっぱなしにすることで健康を害するという明確な医学的根拠はないとされています。
むしろ、快適な室温を保つことは睡眠の質を高めるためにとても重要なのです。
◾️熱帯夜にエアコンを切るのは危険
気温が25度を下回らない熱帯夜が続くと、寝苦しさで目が覚めたり、寝つきが悪くなったりすることがあります。
身体の深部温度が下がりにくいため、眠りにくくなるのです。
また、無理にエアコンを我慢すると熱中症や脱水のリスクも高まります。
とくに高齢者の方は注意が必要です。
◾️翌朝だるいのは冷えすぎが原因かも
つけっぱなしで朝にだるさを感じる場合、エアコンの設定温度が低すぎることが考えられます。
副交感神経が優位になる睡眠中に身体が冷えると、自律神経が乱れ、だるさや疲れにつながります。
つける・消すではなく、設定温度を見直すことが大切です。
2. 冬におすすめの寝るときエアコンの使い方
冬の睡眠では寒さがストレスになりがちです。
エアコンの暖房を活用して、快適な眠りを確保しましょう。
◾️おすすめの温度と湿度
冬は18〜20度程度の設定がおすすめ。
早朝にかけて気温が下がるため、エアコンはつけっぱなしにして一定の室温を保つとよいでしょう。
同時に湿度対策も忘れずに。
乾燥がひどくなると、喉の痛みや肌トラブルの原因にもなります。
加湿器を併用して湿度40〜60%を保ちたいですね。
◾️どうしてもつけっぱなしが気になるなら
タイマー機能を活用するのも効果的です。
①就寝30分前にエアコンをオン
②寝てから2時間後にオフ
③起床の1時間前に再びオン
このように設定すれば、つけっぱなしが不安な方でも安心して使えますよ。
3. 夏に快適なエアコンの使い方とは?
夏は暑さだけでなく湿度も睡眠の質に大きく影響します。
除湿運転を取り入れて、上手にエアコンを使いましょう。
◾️冷房より除湿運転がおすすめ
設定温度は28度を目安に、除湿モードを活用すると冷えすぎを防げます。
寝汗による不快感も軽減できて、快眠につながりますよ。
ただし、除湿モードは冷房より冷却力が弱いため、寝る少し前に冷房で部屋を冷やし、就寝時に除湿に切り替えるのが効果的です。
◾️風向きにも気を配ろう
身体に直接風が当たらないよう、風向きは天井や壁に向けるのがベスト。
寝冷えを防ぎながら、部屋全体を効率よく冷やすことができます。
特にタイマーでオフにする場合は、部屋の保冷効果を高める意味でもおすすめです。
4. 電気代は?エアコンつけっぱなしのコスト
つけっぱなしのエアコン、電気代が気になるという方も多いのではないでしょうか。
でも、オンオフを繰り返すよりも、実はつけっぱなしの方が電気代が安くなることもあるんです。
◾️起動時の電力消費に注意
エアコンは起動直後に一番電力を消費します。
そのため、頻繁にオンオフを繰り返すとその都度エネルギーがかかり、かえって電気代が高くなるケースもあります。
◾️タイマーより弱運転のつけっぱなしが◎
タイマーで切ったあと、暑さや寒さで目が覚めてエアコンを再度つける...なんてことありませんか?
それなら、弱めの運転でつけっぱなしにしておいた方が、結果的に電気代が抑えられることもあります。
◾️実験結果ではこんな差も
ダイキンの実験では、23時〜6時までエアコンをつけっぱなしにした場合の電気代は135円。
一方、30分おきにオンオフした場合は230円という結果が出ています。
もちろんライフスタイルによって違いはありますが、こまめなオンオフは思った以上にコストがかかるようですね。(※1)
結論
寝るときのエアコンは、快適な睡眠のためにぜひ活用してほしいアイテムです。
夏は熱中症を防ぐため、冬は寒さと乾燥対策のために、適切な温度・湿度管理を心がけましょう。
つけっぱなしでも使い方を工夫すれば、体にも家計にもやさしい使い方が可能です。
迷ったときは、この記事を参考に快適な睡眠環境づくりに役立ててください。
【参考文献】
※1出典:ダイキン工業株式会社「mission5-2 冬のエアコンつけっぱなし検証 | 空気のお悩み調査隊がゆく | ダイキン工業」
https://www.daikin.co.jp/air/life/issue/mission05/page02/
夏は熱中症を防ぐため、冬は寒さと乾燥対策のために、適切な温度・湿度管理を心がけましょう。
つけっぱなしでも使い方を工夫すれば、体にも家計にもやさしい使い方が可能です。
迷ったときは、この記事を参考に快適な睡眠環境づくりに役立ててください。
【参考文献】
※1出典:ダイキン工業株式会社「mission5-2 冬のエアコンつけっぱなし検証 | 空気のお悩み調査隊がゆく | ダイキン工業」
https://www.daikin.co.jp/air/life/issue/mission05/page02/