1. フローリングがべたつく3つの原因
一見キレイに見えるフローリングでも、思わぬ原因でべたついてしまうことがあります。
◾️キッチンの油が広がっている
キッチンは油を使う料理が多いため、空気中に舞った細かい油が床に付着します。
さらに、油のついたスリッパでリビングまで歩くと、汚れが家中に広がってしまうのです。
◾️足の裏の皮脂や汗も一因
裸足で過ごすことが多い家庭では、足の裏から出る汗や皮脂が直接フローリングに付着します。
特に夏場や子どもが元気に走り回るご家庭では、べたつきやすい傾向があります。
◾️湿気による影響も
フローリングは吸湿性が低く、ワックスが塗られている場合はさらに湿気を弾きます。
梅雨時期など湿度が高いと、空気中の水分が表面にとどまり、べたつきの一因になります。
2. フローリングのべたつきを落とす掃除法
汚れの主な原因は「油分」。
その性質に合わせた掃除方法を選ぶことが大切です。
◾️中性洗剤でしっかり拭き掃除
①まずモップなどでほこりを除去する
②ぬらして固く絞った雑巾に、中性洗剤を2〜3滴垂らし、よくなじませる
③フローリングを全体的に拭く
④続けて水拭き→乾拭きで洗剤成分を残さないようにする
家庭用の食器用洗剤で代用できるので、気軽に取り入れられますよ。
◾️ナチュラルクリーニングなら重曹を活用
①30℃程度のぬるま湯1カップに重曹小さじ1を加えてよく溶かし、スプレー容器に入れる
②フローリングにスプレーして拭き掃除をする
③水拭き→乾拭きで仕上げる(重曹が残ると白くなるので注意)
小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心な方法です。
3. ワックス劣化が原因!?
しっかり掃除をしてもべたつきが残る場合、フローリングのワックスが劣化している可能性があります。
◾️古いワックスが原因の可能性も
長年使われたワックスは経年劣化で粘りが出て、べたつきの元に。
その状態では、どれだけ拭いてもべたつきは解消されにくいでしょう。
◾️ワックスの塗り直しを検討してみて
掃除では限界を感じたら、思い切ってワックスを掛け直しましょう。
最近では、水性ワックスやペーパーモップで手軽に施工できるタイプもありますよ。
床の保護にもつながるので、見た目も触り心地も大きく向上します。
4. べたつきを防ぐには?日頃の対策がカギ
一度キレイにした床を、できるだけ長く快適に保つには、日々のちょっとした工夫が大切です。
◾️スリッパはキッチン用と別にする
キッチンのスリッパには油がつきやすいもの。
そのままリビングに移動すると、油汚れを持ち込んでしまいます。
キッチン用のスリッパは専用にして、部屋の中では別のものに履き替えるのがおすすめです。
◾️気づいたらすぐに掃除しよう
床の汚れは放置すると落としにくくなります。
汚れに気づいたらすぐに拭く習慣をつけると、べたつきも防げますよ。
掃除機では取りきれない皮脂や油汚れもあるため、水拭きと乾拭きを併用するのがおすすめです。
結論
フローリングのべたつきの原因は、調理時の油や足裏の皮脂、湿気などさまざまです。
中性洗剤や重曹を使った拭き掃除で解消できる場合がほとんどですが、掃除だけでは解消しない場合は、ワックスの塗り直しも検討してみてください。
日頃のちょっとした工夫とお手入れで、快適な足ざわりを長く保ちましょう。
中性洗剤や重曹を使った拭き掃除で解消できる場合がほとんどですが、掃除だけでは解消しない場合は、ワックスの塗り直しも検討してみてください。
日頃のちょっとした工夫とお手入れで、快適な足ざわりを長く保ちましょう。