1. タカラダニって?
タカラダニは体長1〜2.7mmほどのダニの一種です。
日本中で見られ、壁やブロック塀などの表面を動いている赤い小さな虫を見かけたら、それはたいていタカラダニです。
一般的なダニよりも少し大きいため、肉眼でも見つけやすく、赤褐色の体が目立ちます。
動きはすばやく、チョロチョロと移動するのが特徴です。
2. タカラダニを潰すのはNG!?
タカラダニは人を刺したり噛んだりすることはなく、健康被害の報告もほとんどありません。
ただし、潰してしまうと体液が出て、それが肌に付くと湿疹やかゆみを引き起こす可能性があります。
とくに肌の弱い方やアレルギー体質の方は注意が必要です。
万が一潰してしまった場合は、すぐに水でよく洗い流すようにしましょう。
また、洗濯物や布団に付着すると赤いシミの原因になることもあるため、駆除の際は慎重に対処しましょう。
3. タカラダニの駆除方法
■殺虫剤での駆除
最も手軽なのはスプレータイプの殺虫剤を使う方法です。
近づきすぎず、少し離れた場所から吹きかけましょう。
駆除と同時に予防効果もあるスプレーも販売されています。
駆除したあとは、潰さないように注意しながらホウキで集めるか、掃除機で吸い取って処分しましょう。
■水で洗い流す
屋外での発生には、水をかけて流すのも効果的です。
ホースやバケツでも可能ですが、数が多い場合は高圧洗浄機を使うと、タカラダニだけでなく、エサとなる花粉なども一緒に洗い流せます。
■掃除機で吸い取る
室内で見かけた場合は、掃除機での吸引がおすすめです。
吸い取ったごみは、ポリ袋に入れてしっかり密封し、速やかに捨てましょう。
布に付着したタカラダニにも掃除機が有効です。
叩いたり潰したりせず、やさしく吸い取るようにしましょう。
結論
タカラダニは見た目のインパクトで驚かれることもありますが、直接的な健康被害はほとんどありません。
ただし、潰したときに出る体液がアレルギーを引き起こすことがあるため、見かけても無理に触らず、静かに対処するようにしましょう。
ただし、潰したときに出る体液がアレルギーを引き起こすことがあるため、見かけても無理に触らず、静かに対処するようにしましょう。