1. 水圧で汚れを押し流す方法
まずは水圧の力を利用した、簡単にできる掃除方法です。
■手順
①排水口のフタを閉めます。
②シンクや洗面ボウルにぬるま湯をためましょう。
③中性洗剤を加えてよく混ぜます。
④フタを開けて、一気にぬるま湯を流します。
⑤シンクや洗面ボウルの内側も軽くこすって、洗い流せば完了です。
排水口にフタがない場合は、不要なフェイスタオルを詰めて代用しましょう。
熱湯は排水管を傷めるおそれがあるため、ぬるま湯を使いましょう。
週に1回ほどこの方法を取り入れると、キレイな状態を長く保てます。
2. 重曹とお酢で分解洗浄する方法
重曹とお酢を組み合わせることで、汚れを浮かせて分解しやすくする方法です。
■手順
①ゴミ受け、トラップ、ヘアキャッチャーを取り外します。
②排水口に粉末の重曹(1カップ)を入れます。
③お酢(1/2カップ)をぬるま湯(1カップ)で溶かし、流し入れます。
④30分ほどそのままにしておきます。
⑤スポンジやブラシでこすり、ぬるま湯で洗い流します。
この方法はキッチンの排水管におすすめですが、お風呂では重曹100gとお酢50g、洗面所では重曹大さじ3とお酢大さじ1が目安です。
順番にふりかけ、少しずつぬるま湯をかけるようにしましょう。お酢の代わりにレモン汁を使うこともできます。
3. 詰まりを解消する裏技2選
排水管の流れが悪くなったときは、次のような方法で詰まりを改善できます。
■タオルを使う方法
①ゴミ受けなどの部品を外します。
②タオルを排水口に詰めて、端を外に出しておきます。
③シンクや洗面ボウルにぬるま湯をためます。
④一気にタオルを引き抜き、ぬるま湯を流します。
軽いつまりであれば、この方法で水の流れが改善されます。
ただし、まったく流れない場合には別の方法を選びましょう。
■ペットボトルを使う方法
①ゴミ受けやトラップを外します。
②ペットボトルの飲み口を排水口にしっかり差し込みます。
③数回押して空気を送り込みます。
④ボトルを引き抜き、浮いてきた汚れを取り除きます。
この方法は、完全に詰まっている場合でも改善が見込めます。
密着させるようにしっかり差し込むのがポイントです。
改善しない場合は、無理をせず業者に相談しましょう。
4. 排水管掃除をラクにする裏技アイテム
■アルミホイル
キッチンの排水口に軽く丸めたアルミホイルを入れておくだけで、金属イオンの働きによりぬめりが出にくくなります。
汚れてきたら、新しいアルミホイルに交換しましょう。
■10円玉
10円玉に含まれる銅の成分には、雑菌の繁殖をおさえる効果が期待できます。
水切りネットなどに10円玉を数枚入れ、排水口に置いておくと、汚れやにおいの発生を防ぐ効果が期待できます。
10円玉でなくても、銅製のものであれば、同じような効果が期待できますよ。
結論
排水管は、日常生活の中でも汚れが溜まりやすい場所です。
水圧で流す方法や、重曹とお酢を使った分解洗浄などを定期的に取り入れ、詰まる前に、こまめに掃除をして予防しておきましょう。
水圧で流す方法や、重曹とお酢を使った分解洗浄などを定期的に取り入れ、詰まる前に、こまめに掃除をして予防しておきましょう。