1. 汚れの種類によって掃除方法は変わります
風呂椅子の汚れは主に4種類。それぞれの原因と特徴を知っておきましょう。
◾️白く固まる水垢
水垢は水道水に含まれるカルシウムが蓄積してできる白い汚れです。
蒸発を繰り返すことで椅子の表面に白い跡が残ってしまいます。
見た目も気になりますが、なかなか取れないのが厄介ですよね。
◾️落としにくい石鹸かす
石鹸に含まれる脂肪酸ナトリウムと水道水のカルシウムが反応してできるのが石鹸かす。
水に溶けないため、一般的な中性洗剤ではなかなか落ちないことも。
放置するとガンコな汚れになるので要注意です。
◾️ベタつきが気になる皮脂汚れ
皮脂汚れは酸性の汚れ。
灰色っぽくベタベタしているのが特徴で、椅子を触ってぬめりを感じたら、皮脂汚れの可能性大です。
◾️増殖が早いピンク汚れ
ピンク汚れの正体は「ロドトルラ」という酵母菌。
増殖が早く、掃除しても再び発生しやすいのが特徴です。
中性洗剤でこすった後は、水分を拭き取ってアルコールでしっかり除菌しましょうね。
2. 酸性・アルカリ性を使い分けるのがコツ!
汚れの性質に合わせた洗剤選びが掃除のカギです。
◾️水垢や石鹸かすには酸性洗剤
これらはアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤で中和すると効果的。
市販の酸性洗剤はもちろん、酢やクエン酸などを染み込ませて貼る「ナチュラルクリーニング」もおすすめですよ。
◾️混ざった汚れにはクレンザー
酸性とアルカリ性の汚れが混ざると、どちらの洗剤でも落ちにくくなってしまうことがあります。
そんなときはクリームクレンザーで物理的にこすり落とす方法も有効です。
ただし、キズにならないか目立たない場所で試してから使ってくださいね。
◾️皮脂汚れにはアルカリ性洗剤や重曹
酸性の皮脂汚れには、アルカリ性の洗剤やセスキ炭酸ソーダを使いましょう。
重曹と水を混ぜて塗ったあと、スポンジでやさしくこすりましょう。
3. つけおきでまとめて掃除もおすすめ
つけおきなら風呂椅子の細かい隙間までしっかり掃除できます。
◾️クエン酸や重曹でつけおき洗い
浴槽や大きめの容器にお湯を張り、クエン酸(または重曹)を溶かします。
目安は浴槽1杯に対して重曹200〜300g、水1Lに対してクエン酸大さじ2〜3杯ほど。
①風呂椅子を沈めてつけおき
②半日ほど放置してからシャワーで流す
③落ちていない部分はスポンジや歯ブラシでこする
クエン酸は金属に錆を起こすことがあるため、金属製の配管などに接触しないよう注意が必要です。
別容器で行うと安心ですよ。
4. 掃除の頻度を減らすにはどうする?
日頃のちょっとした工夫で、掃除の手間をぐっと減らせます。
◾️シャワーで流して汚れを予防
入浴後に風呂椅子の泡や皮脂をシャワーで流しておきましょう。
50度のお湯を5秒かければ、ピンク汚れの菌も殺菌できますよ。
浴室全体のカビ予防にもつながるので、習慣にしてみてくださいね。
◾️水気をしっかり取ることも大切
使用後の風呂椅子は水分を残さず拭き取ることが大切です。
濡れたまま置いておくと、カビやピンク汚れの原因になります。
床に直接置かず、斜めに立てかけたり、フックにかけたりすると乾きも早くて◎。
結論
風呂椅子の汚れには、原因ごとに適した掃除方法があります。
水垢や石鹸かすには酸性洗剤、皮脂汚れにはアルカリ性洗剤が効果的。
落ちにくい汚れはつけおきやクレンザーも活用してみてくださいね。
さらに、毎日のちょっとした工夫で、掃除の手間も大幅に減らせますよ。
水垢や石鹸かすには酸性洗剤、皮脂汚れにはアルカリ性洗剤が効果的。
落ちにくい汚れはつけおきやクレンザーも活用してみてくださいね。
さらに、毎日のちょっとした工夫で、掃除の手間も大幅に減らせますよ。