1. 『大葉』と『しそ』の違い
■食用として使う葉
しそには大きく分けて青しそと赤しその2種類があります。
大葉と呼ばれるのは青しその方で、赤しそは主に梅干しを漬ける際の色付けに使われます。
昔は「しそ」と呼ぶのが一般的でしたが、近年では「大葉」という呼び名が広まっています。
これは、しそは葉・芽・実といった部位ごとに名前が異なり、特に葉の部分を指す際に「大葉」と呼ぶようになったためです。
つまり、大葉は青しその葉の部分、しそは植物全体を指す言葉と言えるでしょう。
■青しそと赤しその違い
青しそを「大葉」と呼び、一年中、ハウス栽培で手に入れることができます。
一方、赤しそは初夏の時期に茎付きで出回ることが多く、酸に反応して赤くなる性質を活かして、梅干しや紅しょうがの色付けに利用されます。
青しそは香味野菜として、刺身のつまや麺類の薬味として多く使われます。
2. 大葉の保存方法
新鮮な大葉は、香りが強く鮮やかな緑色をしています。
保存の際は、鮮度を保つ工夫が必要です。
冷蔵では2〜3週間、刻んで冷凍すれば1〜3か月保存できます。
■大葉を冷蔵保存する方法
まずは縦長の瓶に少量の水を入れ、大葉を立てて保存します。
葉が水に触れると傷みやすいため注意しましょう。
ラップをかけて冷蔵庫の野菜室に入れ、3日に1度水を交換するのが目安です。
瓶がない場合は、キッチンペーパーで包んでから水に浸し、密閉容器やビニール袋に入れて保存しましょう。
■大葉を冷凍保存する方法
大葉を粗めのみじん切りやざく切りにして、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
使う際は凍ったままドレッシングに加えたり、パスタに入れたりと、さまざまな料理に活用できますよ。
3. 大葉としそのおすすめの使い方
■大葉のにんにく醤油漬け
材料は大葉、にんにく、ごま油、醤油、白ごまだけです。
これを調味料と一緒に漬け込むだけで、手軽に作れますよ。
ごはんにのせたり、パスタのトッピングにしたり、冷奴や納豆の薬味にするなど、さまざまな料理に使えます。
■大葉となめたけの焼きおにぎり
ごはんに白ごまとなめたけを混ぜておにぎりを作り、ピザ用チーズをのせてトースターで焼き、大葉を巻いて仕上げます。
甘じょっぱい味がクセになる、新感覚のおにぎりを楽しめますよ。
■そうめんのしそジェノベーゼ
しそをみじん切りにしてペースト状にし、オリーブオイル、醤油、すりおろしにんにくと混ぜます。
これを茹でたそうめんに絡めれば、簡単で美味しいしそジェノベーゼが完成します。
■キャベツの浅漬けしそ風味
ざく切りにしたキャベツと塩、細切りにしたしそを漬けるだけで、さっぱりとした浅漬けが簡単に作れます。
箸休めにピッタリの一品です。
結論
大葉は青しその葉の部分を指し、そのまま食べても香りや栄養を楽しめる食材です。
これからの食事に、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
これからの食事に、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。