1. ぬいぐるみにはなぜダニが発生するの?
ふわふわのぬいぐるみは、ダニにとって居心地のいい環境なんです。
湿気とエサがそろうと、短期間で繁殖してしまいます。
◾️子どもの使用でフケや食べカスが付きやすい
子どもは代謝がよく、ぬいぐるみに触れることでフケや食べカスがつきやすくなります。
こうした汚れは、ダニの大好物。気づかないうちに、ダニの温床になっている可能性があります。
◾️収納時の環境も要注意
ぬいぐるみを押し入れなどにしまっておくと、湿度と温度でダニが繁殖しやすくなります。
特に、汚れが付着したまま収納するのはNGです。
◾️洗濯だけではダニ対策は不十分
洗濯で汚れは落とせても、生きているダニは繊維にしがみついて残ることが多いです。
ダニをしっかり退治するためには、熱などを使った追加の対策が必要になります。
2. ぬいぐるみのダニを退治する方法
ダニを退治するには、洗濯だけでなく熱の力を使うのが効果的です。
ぬいぐるみに合った方法を選びましょう。
①60度以上のお湯に浸ける
ぬいぐるみを60度以上のお湯に10分ほど浸けておくと、ダニをまとめて退治できます。
ただし、水洗い不可の素材や、耐熱性がない場合は避けましょう。
洗濯表示のマーク(※1)を必ずチェックしてくださいね。
②スチームアイロンを使う
アイロンの蒸気をぬいぐるみ全体にまんべんなく当てます。
あて布をして、生地が傷まないように注意してください。
高温のほうが効果的ですが、素材の耐熱性を確認しておくのがポイントです。
③乾燥機で一気に加熱
コインランドリーの乾燥機などを使えば、ダニをしっかりと熱で退治できます。
ただし、ぬいぐるみの中綿が偏ることがあるので注意しましょう。
乾燥機不可の素材なら、布団乾燥機のダニ退治モードもおすすめですよ。
3. ダニの死骸をしっかり除去するには?
ダニを退治した後は、死骸やフンを取り除くことも大切です。
お手入れまでしっかり行ってください。
◾️手洗いや洗濯機でやさしく洗う
おしゃれ着用の中性洗剤を使って手洗いするのが安心。
洗濯機を使うならネットに入れ、やさしいコースで洗いましょう。
乾燥前にタオルで水分を吸い取り、形を整えてから干してくださいね。
◾️掃除機で表面をお手入れ
洗えないぬいぐるみには掃除機が便利です。
全体をゆっくりとかけることで、ダニの死骸やフンをしっかり除去できます。
定期的に行うと予防にもなりますよ。
4. ぬいぐるみにダニを寄せ付けないために
ダニの再発を防ぐには、日頃からの予防が欠かせません。
簡単にできる方法を2つご紹介します。
◾️重曹を使ったお手入れ法
ビニール袋にぬいぐるみを入れ、重曹をふりかけて15分放置。
取り出した後は重曹をはたき落として、掃除機で全体を吸い取りましょう。
水洗いできないぬいぐるみにも使える、手軽なドライクリーニング方法です。
◾️ダニ除けスプレーやシートを活用
布製品専用のダニ除けスプレーを吹きかければ、予防になります。
押入れなどに収納する場合は、ダニ除けシートを一緒に入れるのも効果的。
天然成分配合のものなら、小さなお子さんがいても安心ですね。
結論
ぬいぐるみはダニの温床になりやすいため、定期的な対処が必要です。
洗濯だけでなく、熱を使った退治方法や、重曹・ダニ除けグッズを活用して、清潔な状態を保ちましょう。
お気に入りのぬいぐるみを、いつでも清潔で気持ちよく抱きしめられるように保ちましょう。
(参考文献)
※1:消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_02.html
洗濯だけでなく、熱を使った退治方法や、重曹・ダニ除けグッズを活用して、清潔な状態を保ちましょう。
お気に入りのぬいぐるみを、いつでも清潔で気持ちよく抱きしめられるように保ちましょう。
(参考文献)
※1:消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_02.html