1. 掃除機でトイレを掃除すると雑菌が広がる?
普段、リビングや寝室で使っている掃除機をそのままトイレにも使っていませんか?
そのまま使うと、トイレの床にあるホコリや尿の飛び散りが掃除機のヘッドにつき、その結果、他の部屋にまで雑菌を持ち込んでしまう恐れがあります。
衛生面を考えるなら、共通の掃除機でのトイレ掃除は控えたほうがよいでしょう。
2. 掃除機を使うなら、ひと工夫を
①トイレ専用のヘッドを準備する
汚れの拡散を防ぐために、トイレ専用の掃除機ヘッドを用意して付け替えるのがおすすめです。
もし専用のヘッドがない場合は、トイレットペーパーの芯を使って簡単に代用することもできます。
片方に切り込みを入れてホースに差し込み、ガムテープで固定。反対側を斜めにカットすれば、使い捨てできる簡易ノズルとして活用できます。
②最後に掃除機をかける
床の拭き掃除を先に済ませてから、仕上げとして掃除機をかけましょう。
除菌シートやクリーナーで床の汚れを落とした後に吸い込むことで、より衛生的に使えます。
立ったまま使えるフロアワイパーとウェットシートがあると、さらに手軽に拭き掃除できますよ。
③掃除機のヘッドを拭き取る
トイレの掃除後は、除菌シートなどでヘッドをしっかり拭きましょう。
特に吸い込み口は雑菌が溜まりやすいので念入りに。
掃除の順番も大切です。リビングや寝室など他の部屋を先に掃除し、最後にトイレを行い、その後ヘッドを除菌すると安心です。
3. トイレ掃除の注意点もしっかり確認
◾️トイレマットには掃除機を使わない
トイレマットには尿の飛び散りやホコリがつきやすく、掃除機で吸うとヘッドに雑菌が移ってしまいます。
掃除の際はマットをどかして、洗濯機で洗うようにしましょうね。
◾️掃除の順番を意識する
掃除の基本は「手前から奥へ」。
軽い汚れが多い手前から始めて、汚れがたまりやすい奥や便器周りは最後に掃除するのがコツです。
また、壁などの高い場所を拭くときは、上から下の順で進めると効率的です。
◾️掃除機だけで済ませない
トイレの床には尿の飛び散りが残りやすく、掃除機だけでは十分に除去できません。
掃除の前に除菌シートやトイレ用洗剤でしっかり拭き取りましょう。
尿に含まれるアルカリ性の汚れには、クエン酸スプレーが効果的です。
水(250ml)とクエン酸(小さじ1/2)を混ぜてスプレーボトルに入れ、床や壁に活用してみてください。
結論
掃除機でトイレを掃除するのは雑菌拡散のリスクがありますが、ちょっとした工夫で衛生的に使えます。
専用ヘッドや順番の工夫、使用後の除菌を忘れずに、清潔なトイレ環境をキープしましょうね。
専用ヘッドや順番の工夫、使用後の除菌を忘れずに、清潔なトイレ環境をキープしましょうね。