1. ぶなしめじに賞味期限が表示されていない理由
市販のぶなしめじには、賞味期限が表示されていない場合が多いのが現状です。
これは「食品表示法」によって、加工食品には期限表示が義務づけられていますが、農産物(きのこ類を含む)については、原産地や名称の表示のみが義務とされています。
そのため、ぶなしめじの鮮度は自分で見極める必要があります。
2. ぶなしめじの日持ち目安
ぶなしめじの保存期間は、保存方法によって異なります。
冷蔵保存:2~3日程度
冷凍保存:3~4週間程度
購入時の鮮度や保存環境によっても日持ちは変わるため、早めに使い切るか冷凍保存するのがおすすめです。
3. 傷んでいるかどうかの見分け方
ぶなしめじが傷んでいるかを見極めるには、以下のポイントをチェックしましょう。
■変色している
時間が経つと少し色が変わることがありますが、ぬめりや異臭がなければ、加熱して食べることができます。
■白い綿状のものが付着している
これは「気中菌糸」と呼ばれるものです。
カビではなく加熱すれば食べられますが、鮮度が落ち始めているサインなので、早めに使い切りましょう。
■ぬめりや水っぽさがある
カサや軸がぬるぬるしていたり、水分が多くベタついている場合は鮮度が落ちています。
異臭がなければ調理可能なこともありますが、ぬめりが強い場合は、食べないほうが安心です。
■酸っぱいような異臭がする
この場合は腐敗している可能性が高いため、絶対に食べないでください。
見た目に変化がなくても、まずは匂いで判断しましょう。
4. ぶなしめじの正しい保存方法
ぶなしめじの鮮度を保つには、冷蔵・冷凍どちらの場合も保存方法がカギです。
■冷蔵保存の方法
石づきを付けたままキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れ、袋の口を少し開けた状態で冷蔵庫の野菜室に保存します。
購入時のパッケージのままだと湿気がこもりやすく、傷みの原因になります。ポリ袋への移し替えがおすすめです。
■冷凍保存の方法
石づきを切り落とし、小房に分けてから冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかり抜いて密封します。
金属トレーにのせて急速冷凍すると、鮮度をより長く保てます。
結論
ぶなしめじには賞味期限の表示がないため、見た目や匂いなどから鮮度を判断する必要があります。
酸っぱい匂いや強いぬめりがある場合は、迷わず廃棄してください。
酸っぱい匂いや強いぬめりがある場合は、迷わず廃棄してください。