1. 玉ねぎのスライス方法:辛味・涙を抑えるコツ
玉ねぎは切り方によって、味や食感が大きく変わる野菜です。
特に、辛味や涙の原因を軽減するにはちょっとした工夫が必要です。
■辛味を抑えたいとき
サンドイッチやサラダに使う場合、できるだけ辛味の少ないスライスが理想です。
辛味を抑えるには、繊維を断つ方向にスライスするのがポイントです。
辛味成分が流れ出しやすくなり、甘みややわらかな食感が際立ちますよ。
また、スライサーを使うと断面が増えるため、辛味が抜けやすくなるのでおすすめです。
■涙を防ぎたいとき
目や鼻にツンときて涙を誘うのは「硫化アリル(別名アリシン)」という揮発性の物質です。
これを抑える方法は次の2つです。
・冷蔵庫で冷やす
カット前に皮をむいた玉ねぎをラップで包んで30分ほど冷蔵庫へ。
冷やすことで硫化アリルの揮発が抑えられます。
・水に浸けてから切る
硫化アリルは水に溶ける性質があるため、切る前に10分ほど水に浸けると刺激が弱まります。
浸けすぎると水っぽくなるため、時間は短めにしておきましょう。
2. 玉ねぎスライスの保存方法
■冷蔵保存
使いかけの玉ねぎは、切り口をラップでぴったり包んで冷蔵保存しましょう。
スライスしてある場合は、水気をしっかりふき取り、保存容器や密閉袋に入れて保存します。
ただし、2〜3日以内の使用が目安です。
■冷凍保存
長期保存したい場合は、冷凍がおすすめです。
スライス後、水気をふき取りジッパー付き保存袋に入れて、空気をしっかり抜いて保存しましょう。
使いやすいように小分けで保存すると便利ですよ。
冷凍しても栄養価はほとんど損なわれず、加熱すると甘みが増して、炒め物などにぴったりです。
解凍せずに使えますよ。
3. 玉ねぎスライスを使ったおすすめレシピ
■サバ缶玉ねぎパスタ
サバ缶(水煮)と玉ねぎスライスを和えて、茹でたパスタにのせ、ポン酢をかければ完成!
マヨネーズやごま油を加えると風味がアップします。
作り置きの「サバ缶玉ねぎ」は冷蔵で2日ほど保存することができるので、サンドウィッチやパエリアにもアレンジできますよ。
■玉ねぎとわかめの和風サラダ
スライス玉ねぎと乾燥わかめを戻して、和風ドレッシングで和えるだけです。
シャキッとした玉ねぎの食感が楽しめ、さっぱりした副菜になりますよ。
■玉ねぎのソース炒め
スライス玉ねぎをとんかつソースで炒めるだけの簡単レシピです。
1品足りないときの副菜として便利で、料理初心者にもおすすめです。
結論
玉ねぎは、切り方ひとつで辛味や涙の出方が変わり、料理の味もぐっと変わります。
生でも加熱でもおいしい玉ねぎを、スライスの工夫や保存のコツを活かして、もっと賢く活用してみましょう。
生でも加熱でもおいしい玉ねぎを、スライスの工夫や保存のコツを活かして、もっと賢く活用してみましょう。