「梨」を常温で放置はNGなの！？⇒梨を美味しく長持ちさせる＜正しい保存術＞を徹底解説

梨は丸ごと保存する場合と、カットして保存する場合とで日持ちが変わります。
保存場所によっても大きな差があるので、状況に合わせた方法を選びましょう。


◾️常温保存は向かない
梨は乾燥に弱く、常温保存ではすぐに傷んでしまいます。
室内は季節を問わず乾燥しやすいため、常温保存は避けましょう。


◾️冷蔵保存なら約1週間
冷蔵庫なら約1週間保存できます。
ただし乾燥しやすいので、1個ずつラップや新聞紙で包み、密閉袋に入れて保存するのがポイントです。
ヘタを下にして保存すると呼吸が抑えられ、鮮度が長持ちします。


◾️カットした梨の保存
カットした梨はそのままでは酸化が進みやすく、色や味が落ちてしまいます。
塩水やレモン水にさっと浸してから密閉容器に入れると、冷蔵で3〜4日は美味しく食べられます。
冷凍すれば約1ヶ月保存でき、シャーベットやコンポートにも活用できますよ。

梨は保存環境だけでなく品種によっても日持ちが変わります。
それぞれの特徴を知っておくと、計画的に食べ切ることができます。


◾️秋月（あきづき）
冷暗所で10日〜2週間ほど保存可能。
甘みが強くジューシーですが、冷やしすぎると風味が落ちるため、食べる直前に冷蔵庫で冷やすのがコツです。


◾️にっこり
栃木生まれの大型品種で、冷暗所なら1ヶ月、冷蔵庫では2ヶ月ほど保存できます。
長く保存できるため、年末年始まで楽しめることもあります。


◾️かおり
香り豊かでサイズも大きい品種ですが、あまり日持ちしません。
購入後は早めに食べ切りましょう。


◾️幸水
もっともメジャーな品種で甘みが強い一方、保存性は低く冷蔵庫でも1週間が限界。
買ったらすぐに食べるのがおすすめです。


◾️新甘泉（しんかんせん）
鳥取県限定の品種で、濃厚な甘みが特徴。
日持ちは1週間ほどと短めです。


◾️甘太（かんた）
非常に甘くて大きな品種ですが、保存期間は約10日と短めです。
サイズは大きいですが、日持ちはあまりしません。


◾️ヤーリー
岡山県限定の幻の梨。
洋梨のような見た目ですがシャリシャリ食感で、約3週間保存可能です。
ただし乾燥には注意が必要です。

梨は生で食べるのが一番ですが、食べきれないときはコンポートにすると保存性が高まります。
梨を甘く煮てシロップに浸したコンポートは、冷蔵で約3週間、冷凍なら1ヶ月持ちます。
冷凍したものは全解凍でコンポート、半解凍でシャーベットとして楽しめます。
パイにアレンジするのもおすすめです。

梨は保存方法を工夫することで美味しさを長く保てます。
ラップや新聞紙で包み、冷蔵または冷暗所に保存するのが基本です。
品種ごとに保存期間は異なるため、購入時に確認して早めに食べましょう。
食べきれない場合は、冷凍やコンポートにして長く楽しむのもおすすめです。
旬の味覚を最後まで美味しく味わってくださいね。