『旬のさんま』を100倍美味しく食べる秘訣と簡単アレンジ術「今しか味わえない！」

さんまは鮮度が命。
とくにハラワタまで食べることが多いため、選び方をしっかり押さえておきましょう。

◾️目の透明感を見る
新鮮なさんまは目がキラキラと澄んでいます。
逆に濁っている場合は鮮度が落ちているサインです。
買うときにはまず目をチェックしてみましょう。

◾️腹の張りと色つやを確認
腹がパンッと張っていて銀色に輝いているものは良い状態。
魚は内臓から傷みやすいので、腹が柔らかいものや色がくすんだものは避けたほうが無難です。

◾️尻尾のハリをチェック
持ったときに尻尾がピンと立っているものは鮮度がよい証拠。
フニャっとしている場合は鮮度が落ちている可能性があります。

さんま料理の王道といえば、やはり塩焼きです。
脂がのった旬のさんまは、皮がパリッと香ばしく、身はふっくら柔らか。
ハラワタのほろ苦さも絶品です。

◾️栄養もたっぷり
青魚に多いDHAやEPAはもちろん、ビタミンB12も豊富。
さらにハラワタには免疫力を支えるビタミンAも含まれています。
美味しいだけでなく、栄養効率が高いのも魅力ですね。

塩焼きだけでなく、煮付けも人気の食べ方。
骨までやわらかく煮られるため、カルシウムもしっかり摂れます。
ただし煮付けの際はハラワタを取る下処理が必要です。

◾️下処理の手順
胸ビレの根元から頭を落とし、切り口に包丁を入れてハラワタを取り出します。
その後、水で洗って水気をしっかり拭き取りましょう。
慣れればスムーズにできるので、ぜひ挑戦してみてください。

焼きさんまをごはんにのせて炊き込むと、香り豊かな、絶品の「さんまごはん」に変身します。
ハラワタごと炊くことで旨みがごはん全体にしみ込み、香り高い一品に。

◾️美味しく仕上げるコツ
焼いたさんまは混ぜ込まず、米の上にそのままのせて炊きましょう。
細切りしょうがを加えると風味がアップ。
さらに土鍋で炊けば、おこげの香ばしさも楽しめます。

旬のさんまは塩焼きや煮付け、炊き込みごはんなど幅広く楽しめる万能な魚です。
鮮度の見極めや下処理のコツを押さえれば、より美味しくいただけます。
秋の短い旬を逃さず、さんま料理を思いきり堪能してみませんか？