1. 電子レンジ掃除に使う道具
電子レンジの掃除は、手に入りやすい道具で十分に対応可能です。
まずは必要な道具を準備しましょう。
◾️準備するもの
・重曹(アルカリ性。油汚れ向き)
・クエン酸(酸性。たんぱく質汚れや水垢に)
・耐熱容器(マグカップ可)
・ふきん(マイクロファイバー推奨)
◾️汚れの性質と使い分け
電子レンジの汚れは大きく分けて2種類あります。
油が飛び散ったときにできる酸性汚れと、食べ物カスや水垢などによるアルカリ性汚れです。
酸性の油汚れはアルカリ性の重曹で中和でき、アルカリ性のたんぱく質汚れは酸性のクエン酸で分解できます。
性質に合わせて使い分けることで、効率的に掃除が進みますよ。
◾️クロス選びのポイント
掃除に使うふきんはマイクロファイバークロスがおすすめです。
吸水性が高く、汚れを絡め取る力に優れているので、同じ拭き取りでも仕上がりに差が出ます。
仕上げ拭き用に乾いたクロスを別で用意しておくと、時短になりさらに便利です。
2. 重曹・クエン酸で落とす基本手順
ついたばかりの汚れなら水拭きで十分ですが、こびりついた頑固な汚れには"蒸気でふやかす"のが効果的です。
◾️重曹を使った掃除(油汚れ向け)
①耐熱容器に水200mlと重曹大さじ2〜4を溶かす
②ラップをせずに電子レンジで約5分加熱し、20分放置して蒸らす
③重曹水をふきんに含ませて庫内を拭き、最後に乾いた布で水気を拭き取る
蒸気を使うことで驚くほど簡単に汚れが落ちますよ。
◾️クエン酸を使った掃除(たんぱく質汚れや水垢向け)
①耐熱容器に水200mlとクエン酸小さじ2〜4を溶かす
②電子レンジで2〜3分加熱し、20分放置して蒸らす
③クエン酸水を含ませたふきんで拭き取り、仕上げに乾拭きをする
消臭効果もあり、魚やニンニクのにおい対策にもぴったりです。
◾️仕上がりを高めるコツ
加熱直後の温かい庫内で拭くと、汚れが簡単に落ちます。
拭き取りは上から順に進めると、効率よく掃除できますよ。
ターンテーブルや皿は外して、同様に拭くと効果的です。
3. 電子レンジ掃除の注意点
掃除のときに気を付けたいポイントを押さえておけば、さらに安心です。
◾️火傷に注意
加熱直後の容器や蒸気は非常に高温です。
温かいうちに拭くのが理想ですが、その際は耐熱手袋やゴム手袋を着用して作業しましょう。
◾️研磨はNG
庫内の焦げつき汚れをたわしやクレンザーでこすり取るのは避けてください。
コーティングが剥がれ、汚れが入り込みやすくなる原因になります。
柔らかいスポンジやふきんで優しく掃除するのが基本です。
◾️水分管理
仕上げの乾拭きは必ず行いましょう。
水分が残ったまま扉を閉めると、密閉空間でカビやにおいの原因になってしまいます。
特にパッキン周りは汚れが残りやすいので、忘れず丁寧に拭き取りましょう。
4. 汚れをためない予防と習慣
掃除の手間を減らすには、汚れをつけない工夫が大切です。
食品を加熱するときはラップやカバーを必ず使うようにしましょう。
汁気の多い料理には、深めの容器を使うと汚れを防げます。
使用後は余熱を利用して軽く拭き取る習慣もおすすめです。
これだけで汚れの固着を防げます。
さらに定期的に重曹水やクエン酸水での蒸気掃除を取り入れれば、におい対策にもなり清潔な庫内をキープできますよ。
結論
電子レンジの汚れは「重曹=油汚れ」「クエン酸=たんぱく質汚れや水垢」と覚えておくと便利です。
蒸気でふやかしてから拭き取れば、強い洗剤に頼らず安心して掃除できます。
仕上げの乾拭きと日々のひと拭き習慣を取り入れて、清潔で快適なレンジをキープしてみてくださいね。
蒸気でふやかしてから拭き取れば、強い洗剤に頼らず安心して掃除できます。
仕上げの乾拭きと日々のひと拭き習慣を取り入れて、清潔で快適なレンジをキープしてみてくださいね。
