1. ぶどうを長持ちさせる保存の基本ポイント
ぶどうはデリケートな果物で、常温ではすぐ傷んでしまいます。
冷蔵保存を基本に、次のポイントを押さえておきましょう。
◾️ぶどう保存の5つのポイント
①常温ではなく冷蔵庫で保存する
②洗わずに保存する(表面のブルームを落とさない)
③小粒のぶどうは房のまま保存する
④大粒のぶどうは房から外して保存する
⑤キッチンペーパーで包んで湿度を保つ
冷蔵保存の目安は1週間ほどです。
アルコールのようなにおいがしたり、実が柔らかくブヨブヨしていたら傷んでいるサイン。食べないようにしましょう。
2. 冷凍保存で長持ち&美味しさアップ
コストコなどで大量に購入したぶどうは、冷凍保存すると長持ちします。
◾️小粒ぶどうの冷凍方法
①流水で軸ごと洗い、水気をしっかり拭き取る
②一房ずつラップに包む
③冷凍庫に入れて保存する
食べるときは解凍せず、そのまま凍った状態で食べられます。
◾️大粒ぶどうの冷凍方法
①房から外し、1粒ずつ洗って水気を拭く
②保存袋に平らに入れて冷凍庫へ
③食べるときは流水解凍しながら爪で皮に切れ目を入れると簡単にむける
冷凍保存の目安は1ヶ月程度です。
カビが出たものは食べないように注意しましょう。
シャインマスカットも冷凍は可能ですが、ハリが失われて食感が損なわれやすいためあまり向いていません。
種ありのぶどうは種ごと凍ってしまうので食べづらい点にも注意が必要です。
ちなみに、ぶどうは冷凍することで甘みが増すと言われています。
これは果糖(フルクトース)が冷やすことで甘さを感じやすくなる性質を持つためです。(※1)
3. 干しぶどうの保存方法
干しぶどうは保存性が高いイメージがありますが、開封後は保存方法に注意が必要です。
◾️常温保存
開封後は約2週間が目安です。
煮沸消毒した瓶にラム酒と一緒に漬けたり、真空パックにすることで半年~1年ほど長持ちさせられます。
◾️冷蔵保存
保存袋に脱酸素剤を入れて冷蔵庫で保存します。
開封後はこちらの方法が安心です。
◾️冷凍保存
脱酸素剤を入れた保存袋で冷凍するとさらに長期保存が可能です。
解凍すると食感が崩れやすいため、そのまま食べるよりパンやお菓子作りなど調理用に使うのがおすすめです。
結論
ぶどうは常温保存ではすぐに傷んでしまうため、冷蔵や冷凍を上手に使い分けることが大切です。
冷凍すれば保存期間が延びるだけでなく甘みも引き立ち、干しぶどうも工夫すれば長持ちさせられます。
今日から正しい保存方法を実践して、美味しいぶどうを長く楽しんでみてくださいね。
(参考文献)
※1参照:株式会社日本食品薬化「果物を冷やすと甘くなるのはなぜ?」
https://shokuiku-daijiten.com/mame/mame-1611/
冷凍すれば保存期間が延びるだけでなく甘みも引き立ち、干しぶどうも工夫すれば長持ちさせられます。
今日から正しい保存方法を実践して、美味しいぶどうを長く楽しんでみてくださいね。
(参考文献)
※1参照:株式会社日本食品薬化「果物を冷やすと甘くなるのはなぜ?」
https://shokuiku-daijiten.com/mame/mame-1611/