1. 義実家の食卓で絶叫!?
お盆休みに妻の実家へ帰省したときのことでした。
夕飯の食卓には、お味噌汁や肉じゃがといった美味しそうな家庭料理が並んでいました。
しかし、その中に一品だけ、あまりにも衝撃的な見た目の料理があったのです!
思わず「うわっ!」と声を上げると、妻と義父母にクスクスと笑われてしまいました。
恐る恐る「これは何ですか?」と尋ねると、義父が「有明海で獲れる『わらすぼ』って魚だよ!」と教えてくれました。
どうやって食べるのか見ていると、義父母も妻も当たり前のように頭を外してガブリ!
その様子に驚きつつも、私も思い切って口にしてみると...淡白でクセがなく、拍子抜けするほど食べやすく、意外な美味しさでした。
この経験は「見た目だけで判断してはいけない」という教訓になりました。
2. 「わらすぼ」ってどんな魚?特徴と食べ方を紹介
日本各地には、一見すると驚くような見た目をしていながら、食べてみるとクセになる珍しい魚がいます。
その代表格ともいえるのが「わらすぼ」です。
ここでは、この「わらすぼ」の特徴や食べ方について紹介します。
■「わらすぼ」とは!?
「わらすぼ」は、日本の有明海とその周辺に生息する珍しい魚です。
体は細長く、表面がヌルヌルしている点ではウナギに似ていますが、目が退化して点のようになっていたり、鋭い牙を持つグロテスクな顔つきが特徴です。
エイリアンに似ていることもあり、その奇妙な外見から、たびたび話題になる魚です。
地元では「じんきち」や「すぼ」とも呼ばれ、昔から親しまれてきました。
■「わらすぼ」の主な食べ方
有明海沿岸で古くから知られている食べ方は、内臓を取り除いて干し、炙って食べるというものです。
エラから口にひもを通して吊るし干しすることで、頭が少し曲がった姿に仕上がります。
干し上がったわらすぼは口を開いたまま硬直し、小さな牙が覗く独特の姿となります。
骨が硬いため、そのままでは食べにくく、木槌で叩いてやわらかくしてから炙るのが一般的です。
香ばしさと濃縮された旨味、そしてサクッとした軽い食感が特徴で、焼酎などのお酒によく合う珍味として楽しまれています。
(参考文献)
霧島酒造株式会社「わらすぼ」
https://www.kirishima.co.jp/aji/2011/summer/25/
結論
エピソードとそれにちなんだ豆知識を紹介しました。
見た目にインパクトがある「わらすぼ」ですが、旨味たっぷりで美味しいのでぜひ一度食べてみてくださいね!
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
見た目にインパクトがある「わらすぼ」ですが、旨味たっぷりで美味しいのでぜひ一度食べてみてくださいね!
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
