『卵焼き』をお弁当に入れる前に注意して！⇒知っておきたい…食中毒を防ぐ”2つのポイント”を伝授

だし巻き卵は出来上がったあと、内部からじわじわと水分が出やすい特徴があります。
この水分が菌の繁殖源となり、食中毒の原因になることがあります。
特にお弁当箱のように密閉された空間では、細菌が増えやすい環境になってしまいます。
対策としては、「できるだけ水分を減らすこと」です。
水分を抑えつつ、しっかり加熱して安全性を高めることが大切です。

①加える水分を少なくする
だし巻き卵を作るとき、水を加えるレシピは避けるようにしましょう。
液体のだしを使う場合も、加えすぎると水分が多く残ってしまいます。
顆粒だしを卵液に直接入れる方法なら、水分を抑えつつ風味をつけられるので安心です。

②しっかり火を通す
中心まで十分に加熱して、水分を飛ばすことも欠かせません。ふんわり仕上げたい気持ちもありますが、お弁当に入れる場合は固めに仕上げるくらいが安全です。
多少食感は変わりますが、食中毒を防ぐにはこの方法が最も確実です。

お弁当用に作るだし巻き卵は、いつもよりしょうゆや砂糖を多めに入れて味付けするのがおすすめです。
濃いめの味付けにすることで、保存性をわずかに高める効果があります。
ただし、塩分や糖質の摂取を控えている方は注意が必要です。
お弁当全体のバランスを見ながら調整するようにしましょう。

だし巻き卵は見た目にも美しく、お弁当を華やかにしてくれる定番のおかずです。
しかし、水分が多いと菌が繁殖しやすくなるため、食中毒のリスクも高まります。
水分を抑える工夫をしっかり行い、十分に加熱してから詰めること。
そして味付けを濃いめにして保存性を高めること。
この2つのポイントを意識すれば、お弁当でも安心して美味しく楽しめますよ！