1. 長芋の旬はいつ?
◾️代表的な産地と収穫時期
長芋はヤマノイモの一種で、通年出回っていますが、旬は「秋」と「春」の2回あります。
主な産地は北海道と青森県で、どちらも寒冷な気候を活かした栽培が行われており、全国の流通量の多くを占めています
収穫は、秋に掘り出す「秋掘り」(11月〜12月)と、冬の間に土の中で越冬させ、春に収穫する「春掘り」(3〜4月)に分かれます。
寒さの厳しい地域では地面が凍結するため、春掘りができるのは地温が一定に保たれる地域に限られます。しかし、現在では凍結を防ぐ工夫により、北海道でも春掘りが行われています。
2. 秋掘りと春掘りの違い
◾️味と食感の特徴
秋掘りの長芋はみずみずしく、アクが少ないのが特徴です。
シャキシャキした食感で、細切りや浅漬けなどの生食に向いています。
一方、春掘りの長芋は冬の間に熟成が進み、旨みや甘みが増します。
ねばりが強く、すりおろしてとろろにしたり、天ぷらにしたりすると、より濃厚な味わいが楽しめます。
秋掘りのさっぱり感と春掘りのコク、それぞれに違った魅力があるため、食べ比べてみるのもおすすめです。
3. 旬の長芋を上手に選ぶポイント
◾️丸ごとの長芋を選ぶ場合
・表面にハリとツヤがあり、なめらかなもの
・ひげ根が少なく、形が太くてまっすぐなもの
・手に持つとずっしりと重みを感じるもの
表面に黒いシミや斑点、傷があるものは避けてください。
ひげ根が多いものや細い形のものはアクが強い傾向があります。
◾️カットされた長芋を選ぶ場合
・切り口が白くみずみずしいもの
・できるだけ太いもの
切り口が変色しているものは鮮度が落ちています。
首に近い部分はアクが出やすいため、気になる場合は中央部分を選ぶとよいでしょう。
結論
長芋は秋と春、2つの旬を持つ食材で、秋掘りはみずみずしく、春掘りは旨みとねばりが強いのが特徴です。
鮮度のよいものを選んで、それぞれの季節ならではの味わいを楽しんでみてくださいね。
鮮度のよいものを選んで、それぞれの季節ならではの味わいを楽しんでみてくださいね。
