1. 炊飯器のタイプ別!電気代の目安
炊飯器は加熱方式によって電気代が変わります。
まずは自宅のタイプを確認してみましょう。
電気代の目安は、全国家庭電化製品公正取引協議会が公表している、1kWhあたり31円の目安単価をもとに算出しています(※1)。
◾️マイコン炊飯器
底についたヒーターで加熱するシンプルな仕組み。
加熱が一方向のみのためムラが出やすいものの、本体価格が安く、コスパ重視の方におすすめです。
電気代の目安は1回約4.34円。保温1時間で約0.59円、5時間なら約2.96円とリーズナブルです。
◾️IH炊飯器
電磁誘導で釜全体を均一に加熱できるのが特徴。
主流のタイプで、種類も豊富です。1回あたりの電気代は約5.27円です。
保温1時間で約0.57円、5時間で約2.88円と、保温時の消費電力は比較的抑えられています。
◾️圧力IH炊飯器
IH加熱に加え、密閉した内釜に圧力をかけて炊飯。
お米の芯まで熱が通り、ふっくら炊き上がります。電気代は1回あたり約5.45円。
保温は1時間で約0.55円、5時間で約2.75円と、保温時の消費電力は他のタイプよりも少なめです。
2. 電気代を節約するコツ
ちょっとした工夫で、炊飯器の電気代は節約できます。ここでは6つのポイントを紹介します。
◾️エコモードを使う
エコモードが搭載されている場合は、それを活用して炊飯しましょう。
通常より消費電力を抑えられます。ただし早炊きモードは逆に電力を多く使うため注意しましょう。
◾️保温時間を短くする
便利な保温機能ですが、つけっぱなしは電気代の負担に。
なるべく短時間で切り上げ、食べきれない分は冷凍保存しましょう。
◾️炊飯回数を減らす
まとめて炊いて冷凍保存するのがおすすめ。
炊飯時が最も電力を消費するため、回数を減らすだけでも節約につながります。
◾️電源プラグを抜く
使っていないときも、待機電力でわずかに電気を消費しています。
未使用時はプラグを抜くだけで無駄な電気代をカットできますよ。
◾️省エネ炊飯器に買い替える
10年前の炊飯器と比べると、最新モデルは省エネ性能が大幅に向上しています。
古い炊飯器を使っている場合は、買い替えを検討してみましょう。
◾️契約プランを見直す
電力会社によっては時間帯で料金が変わるプランがあります。
ライフスタイルに合った契約に切り替えるのも節約の一手です。
3. 保温と電子レンジ、どちらがお得?
保温機能を使うか、冷めたご飯を電子レンジで温め直すか。電気代を比較してみましょう。
◾️炊飯器の保温
平均すると1時間あたり約0.5円。
短時間ならそれほど負担にはなりません。
◾️電子レンジで温め直し
茶碗1杯分を600Wで3分温めると約0.93円。
1時間程度なら保温でも問題ありませんが、それ以上なら電子レンジで温め直したほうが経済的です。
長時間の保温はご飯の風味を損なうため、余ったご飯は冷凍保存し、電子レンジで温めましょう。
4. まとめて見直そう!炊飯器と電気代
炊飯器は使い方次第で電気代を大きく節約できます。
特に注意したいのは保温時間。
長時間の保温はご飯の風味も損なうため、余ったご飯は冷凍保存してレンジで温めるのがベストです。
日頃のちょっとした工夫が、長い目で見れば大きな節約効果になりますよ。
結論
炊飯器の電気代はタイプや使い方によって変わります。
エコモードの活用や保温時間の短縮、電子レンジとの併用で効率よく節約しましょう。
電気代が気になる方は、ぜひ炊飯器の使い方を見直してみてください。
(参考文献)
(※1)全国家庭電化製品公正取引協議会
よくある質問:カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
https://www.eftc.or.jp/qa/
エコモードの活用や保温時間の短縮、電子レンジとの併用で効率よく節約しましょう。
電気代が気になる方は、ぜひ炊飯器の使い方を見直してみてください。
(参考文献)
(※1)全国家庭電化製品公正取引協議会
よくある質問:カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
https://www.eftc.or.jp/qa/
