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“ウェルシュ菌”にご注意!腐った大根の見分け方と正しい保存方法

“ウェルシュ菌”にご注意!腐った大根の見分け方と正しい保存方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2025年11月14日

大根は比較的日持ちする食材ですが、保存状態によっては腐ってしまうこともあります。生の大根も調理済みの大根も腐敗は進むため、見た目やにおいの変化を早めに見極めることが大切です。ここでは、腐った大根の特徴と見分け方、保存のコツを紹介します。

  

1. 腐った大根の見分け方


◾️生の大根の場合
黒や白のカビが生えている場合や、表面・断面が茶色く変色している場合は食べられません。
さらに、すっぱいにおいや腐敗臭がある、ぬめりが出る、どろっとした汁が出る、触ると崩れるほど柔らかいといった状態も腐敗のサインです。

◾️調理済みの大根の場合
煮物などにした大根が糸を引いたり、異臭がしたりする場合は腐っています。
一口食べて酸味を感じる場合も要注意です。その場合は迷わず廃棄しましょう。

◾️ウエルシュ菌に注意
見た目に異常がなくても、長時間常温で置いた煮物や味噌汁にはウエルシュ菌が繁殖していることがあります(※1)。
肉や魚と一緒に煮た料理は特に注意が必要で、食中毒を防ぐためには調理後すぐに冷却し、冷蔵または冷凍保存を行いましょう。

2. 大根が傷みはじめるサイン


◾️やわらかくなるのは鮮度低下の合図
大根は保存期間が長くなると水分が抜け、弾力がなくなっていきます。
少しやわらかい程度で異臭やカビがなければ食べられますが、皮がしわしわになったり、ブヨブヨしてきたりしたら要注意。
そのまま放置すると変色や異臭が出て腐敗が進むため、早めに調理して食べきるのがおすすめです。

3. 腐る前にできる正しい保存法


◾️葉を切り落として保存
葉付きの大根は、まず葉を切り落とすのがポイントです。
葉をつけたままだと水分が葉に吸われ、根がしなびる原因になります。
切り離しておくことで鮮度を保ちやすくなります(※2)。
切り落とした葉もビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富なので、味噌汁や炒め物に使いましょう(※3)。

◾️乾燥を防いで冷蔵
根と葉を分けたあとは、それぞれ冷蔵庫の野菜室で保存します。
乾燥を防ぐため、カットした部分はラップでぴったり覆い、ポリ袋に入れて密閉するのがコツ。
葉も同様にポリ袋に入れて冷蔵保存すると、しなびにくくなり長持ちします。

結論

大根は水分が抜けてやわらかくなったら鮮度が落ち始めています。
黒カビやぬめり、異臭が出たら完全に腐敗しているサイン。
葉を切り離し、ラップや袋で包んで冷蔵すれば鮮度を長く保てます。
調理済みの大根も常温に置かず、冷蔵・冷凍保存を心がけましょう。

(参考文献)
※1 出典:国立感染症研究所「ウエルシュ菌感染症とは」
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/a/clostridium-perfringens/010/c-perfringens-intro.html

※2 出典:独立行政法人農畜産業振興機構「今月の野菜 だいこん」
https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/yasai/0711_yasai1.html

※3 出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」野菜類/(だいこん類)/だいこん/葉/生
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06130_7
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  • 更新日:

    2025年11月14日

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