1. 布団のカビを放置するとどうなる?
カビが発生すると見た目が悪くなるだけでなく、嫌な臭いの原因にもなります。
さらに放置すると繁殖が進み、床やベッドにまで広がってしまうことも。
カビはアレルギーを引き起こし、くしゃみ・鼻水・肌荒れの原因になることがあります。免疫力の低い人や小さな子ども・高齢者では、体調不良につながるおそれもあります。
健康を守るためにも、カビを見つけたらすぐに対処しましょう。
2. 布団のカビ取り方法
① クリーニングに出す
大切な布団はクリーニングに出すのが一番確実です。
自宅での処理は布団を傷めたり、カビを完全に取りきれなかったりすることもあります。
宅配クリーニングは持ち込み不要で便利ですが、費用がかかるため、カビの範囲や布団の状態を見て判断しましょう。
② 市販のカビ取り剤を使う
カビホワイトなど、布団に使えるカビ取りスプレーを活用します。
ゴム手袋をつけ、水に濡らしたタオルにスプレーを含ませて拭き取り、しっかり乾燥させましょう。
ただし、布団の生地を傷めるおそれがあるため、色柄物やデリケート素材には不向きです。
心配な場合はクリーニングがおすすめです。
③ 新しく買い替える
広範囲にカビが広がっている場合は除去が難しく、衛生面も不安が残ります。
布団が劣化している場合は、思い切って買い替えたほうが安心です。
3. カバー・シーツのカビ取り方法
◾️白物の場合
衣類用の塩素系漂白剤を使用します。
水に適量を混ぜ、30分つけ置きしてからしっかりすすぎましょう。
2時間以上放置すると生地を傷めるため注意が必要です。
◾️色柄物の場合
酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かし、30分ほどつけ置きしてから歯ブラシで軽くこすり、洗濯します。
カビが落ちにくい場合は、何度か繰り返すと効果的です。
4. 布団のカビを防ぐための習慣
◾️布団をこまめに干す
湿気はカビの大敵です。
夏は片面1時間ずつ、冬は2時間ずつが目安です。
天日干しが難しい日は、室内干しでもOKです。
◾️万年床は避ける
床と布団の間に湿気がこもりやすく、カビの温床になります。
どうしても敷きっぱなしにする場合は、すのこを敷いて通気を確保しましょう。
◾️カバーやシーツを週1で洗濯
皮脂や汗はカビの栄養源。
1週間に1回を目安に洗濯し、難しい場合は除菌スプレーで代用しましょう。
◾️コインランドリーの活用
大型洗濯機で丸洗いでき、高温乾燥機で湿気とダニを除去できます。
ただし、生地を傷めるおそれがあるため、色柄物やデリケート素材には向きません。
結論
布団のカビは放置厳禁です。
市販のカビ取り剤を使うか、クリーニング・買い替えでしっかり対処し、定期的な乾燥と清掃で清潔を保ちましょう。
市販のカビ取り剤を使うか、クリーニング・買い替えでしっかり対処し、定期的な乾燥と清掃で清潔を保ちましょう。
