1. 里芋の特徴
里芋は縄文時代から栽培されていた歴史の長い食材です。
独特のホクホク感やねっとりした食感があり、煮物にされることが多いですね。
山で採れる山芋に対し、里で採れることから「里芋」という名がついたといわれています。
里芋は種ではなく芋で増える植物で、親いも・子いも・孫いもがあります。
品種によって食べる部位が異なり、さらに芋ではなく葉柄を食用とする「ズイキ」や「芋がら」も仲間です。
2. 里芋の皮のむき方
ごつごつとした見た目や手がかゆくなるイメージから敬遠されがちな里芋ですが、実は手順さえ知れば簡単です。
便利な3つの方法を紹介します。
◾️包丁を使ってむく方法
① 皮についた泥を洗い落とし、両端を切り落とす
② 縦に持ち、上から皮をむく
③ 対面の皮をむき、残りも同様にむく
六角形のように仕上げれば見栄えも良くなります。
手がかゆくなったときは、酢や塩を手につけると和らぐ場合がありますよ。
◾️茹でてからむく方法
① 泥を落とした里芋を熱湯で3〜5分茹でる
② 冷水にとり、あたたかいうちに手で皮をむく
つるんとむける感覚が心地よいですよ。やけどには注意しましょう。
◾️レンジを使ってむく方法
① 泥を流水で洗い、水気を拭かずに耐熱容器に入れる
② ふんわりラップをして3〜5分加熱
③ あたたかいうちに皮をむく
火を使わずにできるので手軽に取り入れられます。こちらもやけどには要注意。
◾️皮をむいたあとの下処理
ぬめりはふきこぼれや汁の濁りの原因になるため、塩をまぶしてもみ込み、水で洗い流しておきましょう。
さらに気になる場合は水から軽く茹でるとよりスッキリします。
3. 里芋の美味しい食べ方
独特の食感と風味で存在感のある里芋は、主役級の料理にもぴったり。
定番からアレンジまで楽しめます。
◾️煮っころがし
昔ながらの定番料理です。こんにゃくやイカ、大根を加えても美味しいです。
◾️里芋のポテトサラダ
ねっとりとした里芋で作ると、じゃがいもとは違った味わいに。
余ったサラダはトーストやオムレツにも活用できます。
◾️里芋コロッケ
サクサク衣と里芋のねっとり感の対比が楽しい一品。
優しい味わいがクセになります。
◾️里芋の甘辛唐揚げ
片栗粉をまぶして揚げ焼きし、砂糖醤油のタレで絡めればご飯のおかずにぴったり。
◾️いものこ汁
東北地方の郷土料理。
鶏肉や山菜、きのこと煮込む秋の味覚たっぷりの汁物です。
4. 糖質制限中の人におすすめ
里芋は野菜の中では糖質が多めですが、じゃがいもやさつまいも、長芋よりは少なめ。
糖質制限中にいも料理を楽しみたい人には里芋がぴったりです。
食感や風味が違うので全く同じにはなりませんが、ひと味違った美味しさを楽しめます。
特におすすめは里芋コロッケやポテトサラダ。じゃがいもよりもクリーミーで新しい味わいを楽しめますよ。
結論
里芋は歴史ある食材で、和食はもちろん洋風にもアレンジ可能です。
皮むきや下処理も工夫すれば簡単。
定番の煮物からコロッケやサラダまで、多彩な料理に活用してみましょう。
皮むきや下処理も工夫すれば簡単。
定番の煮物からコロッケやサラダまで、多彩な料理に活用してみましょう。
