1. お正月飾りの基本を知りましょう
お正月飾りには、その年の幸福や豊作をもたらすとされる年神さまを迎えるための意味があります。
それぞれの飾りの意味を改めて確認しておきましょう。
◾️門松
玄関に立てる竹の飾りで、年神さまが迷わず家に来られるための目印です。
家族の健康や長寿、家内安全を願う意味もあります。
◾️鏡餅
重ねた餅の上に橙(だいだい)などをのせて飾るもので、豊作祈願や円満に年を重ねる願いが込められています。
◾️しめ飾り
玄関や神棚に飾り、結界として邪気が入らないようにする意味があります。
2. お正月飾りはいつからいつまで飾る?
飾り始めと片付けの時期には決まりがありますので、正しく押さえておきましょう。
◾️いつから?
一般的には12月13日以降であれば、いつ飾ってもよいとされています。
13日は「正月事始め」で縁起のよい日です。
一方、12月29日は「二重苦」を連想するため避けられ、12月31日の「一夜飾り」も縁起がよくないとされています。
また、忌中(四十九日まで)や喪中(一周忌まで)の期間は、お正月飾りを控えるのが一般的とされています。
◾️いつまで?
門松としめ飾りは松の内が明ける1月7日まで、鏡餅は縁起がよいとされる1月11日に鏡開きをします。
3. お正月飾りの正しい飾り方
意味を大切にしながら、飾り方にも気を配ることで丁寧に年神さまを迎えられます。
◾️門松
玄関や門の脇に立てます。
マンションの場合は廊下の邪魔になることもあるため、室内に置くケースもあります。
◾️鏡餅
神棚や床の間が基本ですが、リビングに置いても問題ありません。
三方に半紙を敷いて飾るのが正式ですが、生の餅の場合はお皿にのせても問題ありません。
◾️しめ飾り
玄関扉や軒下などの高い位置に飾ります。
結界としての役割を果たしやすくなります。
4. お正月飾りの処分方法
お正月飾りは基本的に使いまわさず、その年限りで処分します。
◾️どんど焼きでお焚き上げ
1月7日または15日に行われるどんど焼きに持参し、お焚き上げをしてもらいます。
参加できない場合は庭で焼却するか、難しい場合は、自治体のルールに従ってゴミとして出します。
その際は塩やお酒で清めたり、半紙でくるんでから処分するとよいとされています。
結論
お正月飾りは意味や飾る時期を知ることで、より丁寧に新年を迎える準備ができます。
門松・鏡餅・しめ飾りの役割を理解し、適切なタイミングで飾って片付けながら気持ちよく新年を迎えられるといいですね。
門松・鏡餅・しめ飾りの役割を理解し、適切なタイミングで飾って片付けながら気持ちよく新年を迎えられるといいですね。
