意外と知らない…！たった“ひと手間“で【驚くほど】ウマくなるココアの「淹れ方」

ココアとひと口にいっても、実は性質の異なる2種類があります。

◾️調整ココア（加糖タイプ）
砂糖や香料があらかじめ加えられている、市販品としてよく見かける、甘みのあるココアです。
手軽に作れるので、すぐ飲みたい時に便利です。
メーカーごとに味のバランスが工夫されていて、安定した美味しさを楽しめますよ。

◾️ピュアココア（純ココア）
砂糖などの添加物が入っていないタイプ。
ほろ苦いココア本来の風味を味わえるのが魅力です。
甘さを自分好みに調整できるので、お菓子作りにも使いやすいのが特徴。

手軽さを重視するなら調整ココア、風味をしっかり楽しみたい場合はピュアココアがおすすめです。
このように目的で選ぶと迷いにくくなります。

寒い夜に温かいココアを飲む...そんな何気ない時間も、ひと手間で味わいがぐっと変わります。

◾️最初に"少量の湯または牛乳"でよく練る
ココアパウダーはでんぷん質が多く、少量の液体を加えて練ると「アルファ化（糊化）」という状態になり、粉がなじみやすくなります。
これで風味が引き立ち、口当たりがなめらかに。ダマになるのを防ぐ効果もあります。
粉を入れていきなり牛乳を注ぐだけでは味がぼんやりしやすいので、まず少量の液体でしっかり練ることが、美味しく仕上げるポイントです。

ココアパウダーは、飲むだけでなくお菓子作りにも大活躍します。

◾️クッキーやケーキに混ぜると風味アップ
生地にココアパウダーを加えるだけで、しっかりカカオ風味のスイーツに。
クッキーなら色味も変わって楽しい仕上がりに。
ガトーショコラやブラウニーのような濃厚な味わいにもできます。

◾️チョコレートとの違いを活用
ココアはカカオマスから油分を取り除いた粉状の素材。
つまり、使い方次第で"チョコのようなコク"を出しつつ、油分や砂糖を控えめに仕上げることもできます。
なお、調整ココアを使う場合は最初から砂糖が含まれているので、砂糖の量を減らすなど調整してくださいね。

ココアは少量の湯や牛乳でしっかり練るだけで、香りもコクも驚くほど変わります。
本格的に楽しみたい時はピュアココア、手軽に飲みたいときは調整タイプがおすすめ。
夜にゆっくりココアを練る時間も、日常の中のちょっとした癒しになりますよ。