【今すぐ対策を】窓の『結露の放置』にメリットなし！恐怖の“黒カビ被害”を防ぐコツ

結露が起きるのは「温度差」と「湿度」が大きく関係しています。

◾️発生する理由
室内と屋外の温度差が大きいと、窓付近の空気が冷やされ水滴となるのが結露です。
また、部屋全体の湿度が高いと、空気中に含みきれなくなった水蒸気が水滴に変わり、窓だけでなく家具や床にも結露が発生しやすくなります。


◾️放置すると起きること
結露をそのままにすると水分がサッシや巾木に溜まり、木材や建材を傷めます。
水分に雑菌やホコリが付着すると黒カビが発生し、家具や壁、床、カーテンへ広がることも。
黒カビの胞子は軽く、空気中に漂いやすい特徴があります。
そのため、人が吸い込んでしまう可能性があり、体質によってはアレルギーや喘息を引き起こすこともあります。
結露そのものに害はないものの、放置することで得られるメリットはほとんどありません。

結露は拭き取れば一旦は解消できますが、温度や湿度が高いままでは再発するため、室内環境を整えるのが大切です。

◾️再発を防ぐための工夫
・換気で室温・湿度を下げる
・加湿器をこまめに止める
・サーキュレーターで空気を循環させる
・除湿剤・除湿機を使って湿度をコントロールする
上記の中でも、手軽にできるのは換気扇を回したり窓を開けたりする方法ですが、寒い季節はつらいものです。
そこで結露を抑えるちょっとした工夫も覚えておくと便利です。


◾️食器用洗剤を使った簡易コーティング
窓を掃除したあと、食器用洗剤を20〜30倍に薄めて拭くとコーティングのような役割をしてくれます。
効果は長持ちしないものの、何も対策をしない場合に比べると、結露の発生を抑えやすくなります。

温度・湿度管理が基本ですが、グッズを併用すると結露の発生をより抑えやすくなります。

◾️断熱シート
水貼りタイプ・剥離紙タイプがあり、外気の冷たさが窓に伝わりにくくなるため結露予防に役立ちます。


◾️スプレー・吸水テープ
業務用の結露防止スプレーは10日ほど効果が続き、手間を減らせるアイテムです。
窓の下に水が溜まるのを防ぐなら吸水テープも便利。サッシのカビや巾木の腐食を防げます。


◾️二重窓（内窓）
結露は大幅に減らせますが費用がかかり、賃貸では事前許可や原状回復が必要になる場合もあります。


◾️カビが生えたときの対処
黒カビが出たら早めに落としましょう。
ジェルタイプのカビ取り剤なら垂れずに使えます。
除去後はアルコールスプレーでこまめに除菌すると再発予防になります。

窓の結露を放置すると黒カビや建材の劣化につながり、場合によっては、健康への影響につながることもあります。
こまめに結露を取り除きつつ、湿度・温度管理や便利グッズを活用して、できるだけ結露を防ぎたいですね。