1. レモンを冷凍保存するメリット
レモンを冷凍すると、保存性だけでなく調理面でも利点があります。
◾️搾りやすくなる
食品を家庭用冷凍庫で冷凍すると、内部の水分が凍る過程で、細胞壁が破壊されます。
一度壊れた組織は、解凍しても元には戻りません。(※1)
そのため、レモンのように搾って使う食材では、力を入れなくても果汁が出やすくなり、皮まで活用しやすくなります。
◾️レモンの香りをしっかり楽しめる
レモン特有の爽やかな香りは、果皮に含まれるd-リモネンやシトラールなどの成分によるものです。(※2)
冷凍によって組織が壊れることで、皮が硬く感じにくくなり、すりおろしやすくなります。
皮ごと使うことで、料理や飲み物の香りがより引き立ちます。
◾️長期保存ができる
丸ごとのレモンは冷蔵保存で1か月ほど持ちますが、切ったレモンは4~5日程度で傷みやすくなります。
冷凍保存をすることで細菌の増殖が抑えられ、切ったレモンでも1か月程度保存できます。(※3)
【参考文献】
※1:日本冷凍食品協会「おしえて、冷凍先生! 第2回(1/3)」
https://online.reishokukyo.or.jp/special/naruhodo/teacher_p01_21.html
※2:日本農芸化学会誌「酸性下におけるシトラールの変換成分」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nogeikagaku1924/55/11/55_11_1073/_pdf/-char/ja
※3:ベターホーム協会「家庭での冷凍・解凍の基本を、科学的な観点からまとめました」
https://www.betterhome.jp/lp/book_01/
2. レモンの正しい冷凍保存方法
レモンは丸ごとでも、使いかけでも冷凍保存が可能です。
基本の手順を紹介します。
◾️丸ごと冷凍する方法
①表面のワックスや汚れを落とすため、水でよく洗う
②キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る
③レモンを丸ごとラップで包む
④密閉袋に入れ、冷凍庫で保存する
◾️使いかけ・カットしたレモンの冷凍方法
使いかけのレモンも、形状に合わせて冷凍できます。
・輪切り:重ならないようにラップで包み、密閉袋に入れて冷凍
・くし形切り:輪切りと同様にラップで包み、密閉袋に入れて冷凍する
・果汁:絞った果汁を製氷皿に入れて冷凍
3. 冷凍レモンのおいしい使い方
冷凍したレモンは、さまざまな料理や飲み物に活用できます。
◾️すりおろして薬味やソースに
皮まで使える冷凍レモンは、すりおろして使うのがおすすめです。
細かいおろし金を使えば、揚げ物や魚介料理に合う薬味になります。
粗めのおろし器なら、肉料理をさっぱり仕上げるレモンソースとして使えます。
◾️冷たいお酒やドリンクに
冷凍レモンは冷たい飲み物との相性が良く、とくにレモンサワーに向いています。
すりおろした冷凍レモンやカットした冷凍レモンをグラスに入れ、焼酎と炭酸水を注ぐだけで楽しめます。
ハイボールやカクテルにも使えます。
◾️加工食材として活用
冷凍レモンは、調味料だけでなく食材としても使えます。
冷凍レモンと塩を重ねる塩レモンや、はちみつに漬けるはちみつレモンなども定番です。
塩レモンは約1週間、はちみつレモンは3日ほど冷蔵庫で置くと完成します。
結論
レモンは冷凍保存することで長期保存ができ、香りや使い勝手も向上します。
正しい方法で冷凍し、すりおろしやドリンクなどに幅広く活用してみましょう。
正しい方法で冷凍し、すりおろしやドリンクなどに幅広く活用してみましょう。
