1. 洗剤で洗うだけでは十分に細菌は除去できない
洗剤でまな板を洗うことは大切ですが、それだけでは十分に細菌を除去できない場合があります。
ダニやカビなどの研究を行う「エフシージー総合研究所環境科学室」の実験では、生の豚肉を切る前のまな板の細菌数が、使用後には約15倍になったという結果が出ています。
さらに、洗剤をつけたスポンジを使った後は、細菌数が増える可能性も指摘されています。
細菌がついたスポンジでまな板を洗うと、スポンジの細菌がまな板に移り、結果的に細菌数が増えてしまうことがあるのです。
洗剤には界面活性剤が含まれており、まな板に付着した油汚れや脂を落とすことが主な役割です。
細菌まで完全に落とすものではないため、洗剤の後にしっかりとした殺菌工程が必要になります。
2. 熱湯除菌は効果的?注意点もチェック
まな板の殺菌で、最も手軽で高い効果が期待できるのが熱湯除菌です。
熱湯をかけることで、まな板に付着した細菌を大幅に減らすことが期待できます。
しかし、生肉を切った直後に熱湯をかけるのはNGです。
生肉を切った直後のまな板には、たんぱく質が付着しています。
たんぱく質は高温で凝固するため、いきなり熱湯をかけると汚れが表面にこびりつき、落ちにくくなってしまうからです。
また、片面だけに熱湯をかけると温度差で反りや変形が起こることがあります。
両面に熱湯をかけて均一に温度を上げるようにしましょう。
3. アルコール除菌で手軽に殺菌
「熱湯を沸かすのが面倒」という場合には、アルコールスプレーが便利です。
適切な濃度(一般に70%前後)のアルコールを十分量吹きかけることで除菌効果が期待できます。
スプレー後は自然乾燥が基本ですが、すぐ使う場合はキッチンペーパーで拭き取りましょう。
4. プラスチック製まな板の漂白方法
プラスチック製まな板は、黄ばみや黒ずみが出やすいため、定期的な漂白で清潔を保つのがおすすめです。
【手順】
①まな板をキッチンペーパー(または布巾)で覆います。
②メーカー推奨濃度に薄めた漂白剤に、表示時間を目安に浸します。
③30秒以上流水ですすぎ、風通しの良い場所で乾燥させます。
スプレータイプの場合は、全体に吹きかけて均一に広げ、製品表示に従って一定時間放置し、その後十分に洗い流します。
また、木製のまな板に塩素系漂白剤を使うと、変色や薬剤の染み込みが起きる可能性があるため、漂白剤は使わないようにしましょう。
結論
まな板は「洗剤で洗えば安心」と思われがちですが、実は十分な除菌ができていない場合があります。
使ったあとは十分に乾燥させることも大切なので、日々のひと手間で清潔なキッチン環境を整えてくださいね。
使ったあとは十分に乾燥させることも大切なので、日々のひと手間で清潔なキッチン環境を整えてくださいね。
