1. しいたけにつく虫
しいたけには、栽培方法によって異なる種類の虫がつくことがあります。
代表的な虫の種類を確認します。
◾️主にハエの幼虫
スーパーなどで販売されているしいたけにつく虫の多くは、ハエの幼虫です。
しいたけの栽培方法には、屋内で人工的に育てる菌床栽培と、自然環境で育てる原木栽培がありますが、この違いによって発生する虫の種類も変わります。
菌床栽培のしいたけでは、流通過程でフタマタナガマドキノコバエ、フクレナガマドキノコバエ、リュウコツナガマドキノコバエなどがつく場合があります。
一方、原木栽培のしいたけでは、フタモントンボキノコバエ、ナカモンナミキノコバエ、ユミアシゴミムシダマシなどが発生する可能性があります。
2. しいたけに虫がいても食べられる
虫を見つけると、食べてよいのか不安になるものです。
ここでは、しいたけに虫がいた場合の判断基準について解説します。
◾️取り除けば大丈夫
しいたけに虫がついていても、異臭や変色、味の変化など傷んだ様子がなければ、虫を取り除いて食べることができます。
キノコバエやコクガ、ショウジョウバエなどのハエの幼虫を誤って食べてしまった場合でも、人体への影響はないとされています。
また、これらの幼虫が付着していたことによって、しいたけ自体に影響が残ることはないとされています。
そのため、きちんと除去すれば食べられるとされています。
◾️ナメクジがいた場合は注意
しいたけにハエの幼虫がついている場合は食べられますが、ナメクジを見つけた場合は注意が必要です。
ナメクジには、頭痛や吐き気、倦怠感などを引き起こすとされる広東住血線虫が寄生している場合があります。(※1)
ナメクジを取り除いたとしても、寄生虫が付着している可能性があるため、安全とは言い切れません。
しいたけにナメクジが付着していた場合は、無理に食べず処分するのが無難です。
3. しいたけの虫を取り除く方法
しいたけに虫がついていた場合、どのように対処すればよいのでしょう。
自宅で簡単にできる方法を紹介します。
◾️塩水につける
しいたけについた虫を取り除く方法として、塩水につける方法が一般的です。
塩水に浸すことで、虫が外に出てくるほか、ひだに入り込んだゴミも取り除けます。
塩分濃度3〜5%程度になるように水に塩を入れて塩水を作り、しいたけの裏側を中心に浸します。
10分ほど置くと虫が出てくるため、確認して取り除きましょう。
しいたけは水に濡れると水溶性の成分が流れ出る可能性があるため、処理後は早めに調理するのがおすすめです。
◾️密閉する
しいたけを袋に入れて密閉する方法も、虫の除去に効果的です。
密閉することで袋の中の酸素が少なくなり、虫が酸欠状態になるとされています。
この方法は水に浸さないため、成分が流れ出にくい方法です。
ただし、虫が除去されるまでに1日ほどかかるため、すぐに使わない場合に限っての方法になります。
結論
しいたけに虫がついていても、基本的には取り除けば食べられるとされています。
ナメクジが付着していた場合は健康被害の恐れがあるため食べずに処分しましょう。
塩水や密閉袋を使った方法で虫を除去し、安全に調理することが大切ですよ。
参考文献
※1 厚生労働省検疫所 FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|住血線虫症
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name15.html
ナメクジが付着していた場合は健康被害の恐れがあるため食べずに処分しましょう。
塩水や密閉袋を使った方法で虫を除去し、安全に調理することが大切ですよ。
参考文献
※1 厚生労働省検疫所 FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|住血線虫症
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name15.html
