1. 鯉のぼりを飾る意味と由来
端午の節句は男子の健やかな成長を祈願する5月5日の行事で、「菖蒲の節句」とも呼ばれています。奈良時代に中国から伝わったといわれており、当時は菖蒲を飾って厄除けを願う風習がありました。
鯉のぼりの原型は戦国時代に武家が飾った旗指物や吹き流しで、その後、町人の間にも広まったとされています。中国の「竜門伝説」では鯉が滝を登ると竜になるとされており、立身出世の象徴として男児の誕生や健やかな成長を祝う文化が根付いています。
現在は一般的には吹き流しや鯉を順番に飾ります。
2. 飾る時期としまう時期の目安
飾り始める時期に決まりはなく、5月5日までに、準備しやすいタイミングで飾る家庭が多いです。一般的には3月末から4月中旬に飾り始めるケースが多く、天気のよい日を選ぶのがおすすめです。
しまう時期も決まりはありませんが、端午の節句が終わったらなるべく早めに片付けましょう。
雨でぬれないよう梅雨の時期までにはしまうのが理想です。片付ける前には汚れを落とし、しっかり乾燥させてから保管しましょう。
飾る期間に明確な決まりはなく、家庭ごとに異なります。一般的に10歳くらいまでのご家庭が多いですが、お子さんと相談して決めるのがいいでしょう。地域の風習が気になる場合は、家族や地域の慣習を確認するとよいでしょう。
3. 鯉のぼりを飾るときの注意点
◾️ 天候が悪い日はしまう
雨に当たると生地が劣化したり色落ちしたりする恐れがあります。素材によって耐久性が異なるため、取扱説明書も確認しておきましょう。大切な鯉のぼりを長持ちさせるには、強風や雨の日は取り込むと、生地の劣化を防ぎやすくなります。
◾️ 汚れたら正しく洗濯する
まず洗濯表示を確認しましょう。ポリエステルやナイロン素材なら、洗濯表示に従った温度の水、またはぬるま湯におしゃれ着用中性洗剤を入れて30分つけ置きし、装飾部分を傷めないよう、やさしく押し洗いしましょう。洗濯機の使用は金箔部分の劣化につながるため避けましょう。
洗剤をしっかりすすいで陰干しし、完全に乾かしてから保管しましょう。洗えない素材は濡らして絞ったタオルで優しく拭く程度にしてくださいね。
結論
鯉のぼりを飾る時期に決まりはなく、3月末〜4月中旬を目安に飾り始めて、節句後は早めにしまうのが一般的です。天候の悪い日は取り込み、大切な鯉のぼりを長く使えるよう、適切にお手入れしましょう。
