1. 蜘蛛の巣が張られる原因と場所
すでに張られている蜘蛛の巣は、ホウキや木の棒などで物理的に取り除くしかありません。ただし、蜘蛛が巣を張りやすい環境のままでは再び巣が作られることがあります。根本的に対策するには、蜘蛛が寄り付きにくい環境づくりや侵入防止を行うことが大切です。
◾️ 蜘蛛が集まる原因
蜘蛛はエサとなるハエ、ゴキブリ、小さな虫など、害虫が多くいる場所に集まります。森や畑、水場が近いご家庭は特に注意が必要です。また、ちょっとした隙間からも侵入するため、窓やドアの開放、網戸の穴なども侵入経路になります。
◾️ 巣が張られやすい場所
軒下や窓際、庭木の間、押入れや天井の角など糸をかけやすい場所は要注意です。また、風や人通りの影響を受けにくく壊れにくい高所など、安全な環境も好まれます。ゴミが溜まりやすい場所や水辺の近く、照明の周辺などエサが集まる場所にも張られやすい傾向があります。
2. 蜘蛛の巣対策を一挙紹介
効果的に蜘蛛の巣を防ぐには、蜘蛛が寄り付きにくい環境を整えることが重要です。
◾️ 蜘蛛の巣防止スプレーを使う
蜘蛛の巣ができやすい場所には、市販の蜘蛛の巣防止スプレーを使用すると予防効果が期待できます。シュッとひと吹きするだけの蜘蛛の巣防止スプレーも便利で、屋外用と屋内用を使い分けるとよいでしょう。効果は1ヶ月ほどなので、定期的な吹きかけが必要です。
◾️ エサとなる害虫を減らす
蜘蛛が寄ってくるのはエサとなる害虫がいるからです。こまめな掃除でホコリや食べかすを溜めない、雑草を抜く、不要な水場を撤去するなど、害虫が住みにくい環境を作りましょう。虫が集まる蛍光灯はLED照明に変えるのもおすすめです。
◾️ 隙間をなくす
窓やドア、網戸、換気扇などの隙間は補修・補強しておきましょう。換気のため開放が必要な場所には、忌避剤を吹きつけておく方法もあります。
◾️ 手作りスプレーで対策する方法も
アロマオイル数滴〜10滴、酢50ml、水100mlを混ぜれば、自宅で簡単に蜘蛛除けスプレーが作れます。柑橘系やミント系、ユーカリやハッカ油が効果的です。効果は10日〜2週間ほどで、雨で流れた場合は追いスプレーしましょう。市販品より効果は穏やかですが、薬剤を使いたくない場合や、子ども・ペットがいて薬剤の使用を避けたい場合の選択肢になります。
3. おすすめの蜘蛛の巣対策アイテム
KINCHOの「クモがいなくなるスプレー」は殺虫と巣の防止が同時にできるアイテムです。イーライフの「NEW くもの巣キャッチャー4」は77〜240cmまで伸びる電動クリーナーで、高所の巣の除去に便利です。アースの「クモの巣消滅ジェット」は1プッシュで約1ヶ月の忌避効果が持続し、予防と退治の両方に対応します。
4. 蜘蛛との付き合い方と注意点
多くの蜘蛛は家や田んぼの害虫を食べてくれる益虫で、日本に生息する蜘蛛のほとんどは無害です。とはいえ、見た目の不快感や不衛生な印象から駆除したくなるのも自然なことです。
ただし一部には毒を持つ蜘蛛もいます。特定外来生物に指定されているセアカゴケグモとハイイロゴケグモは特に注意が必要です。(※1)見つけても絶対に素手で触らず、刺激しないよう注意してください。必要に応じてピレスロイド系殺虫剤で駆除するか、自治体へ相談しましょう。セアカゴケグモは赤い模様が特徴で、噛まれると痛みや紅斑が出ることがあります。ハイイロゴケグモは灰色や褐色で、重症化すると頭痛などの全身症状が続くこともあります。日本在来種のカバキコマチグモは毒の量が少なく軽症で済むことが多いものの、刺激しないよう注意しましょう。
結論
蜘蛛の多くは益虫である一方、蜘蛛の巣自体は厄介な存在です。蜘蛛は同じ場所に繰り返し巣を張る習性があるため、エサとなる害虫を減らし、侵入経路となる隙間をふさぐことが何よりの対策になります。市販のアイテムや手作りスプレーも上手に活用しながら、蜘蛛の巣ができにくい環境を整えていきましょう。
(参考文献)
※1:環境省「日本の外来種対策 _ 外来種問題を考える」
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/index.html
(参考文献)
※1:環境省「日本の外来種対策 _ 外来種問題を考える」
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/index.html
