1. 洗濯機の黒いカスの正体とは
洗濯中に浮かぶ黒いカスの正体は、洗濯槽の裏側などにこびりついた黒カビです。「ワカメ」と呼ばれることもあり、洗剤カスや繊維くず、雑菌などが絡まり合っています。黒カビは、高温多湿で汚れ(皮脂や洗剤カスなど)が豊富な環境を好みます。水分が多くふたを閉めれば湿気もこもる洗濯槽は、まさにカビにとって絶好の繁殖場所です。洗濯機を回すたびに汚れの一部がちぎれ、ワカメ状になって浮かんでくるというわけです。
2. 黒いカスがなくならない理由
黒いカスが繰り返し現れるのは、洗濯槽の汚れが十分に落ちていない、つまり掃除が行き届いていないことが原因です。掃除方法が適切でない、またはカビがすでにびっしり付着しており、落としきれていない可能性があります。
3. 黒いカスがなくならないときの対処法
洗濯槽をしっかり掃除することが、最も効果的な対策です。
◾️塩素系クリーナーで一掃する
①洗濯槽に規定量の洗濯槽クリーナー(塩素系)を入れます。
②高水位まで水をためたら「洗い」で数分回します。
③一旦停止し、洗い・すすぎ・脱水の1サイクルを回しましょう。「槽洗浄コース」がある場合はそちらを選ぶのがおすすめです。商品によっては数時間放置したほうがよい場合もあるため、パッケージや取扱説明書をよく確認してください。洗浄後はふたを開けて、洗濯槽の内部をしっかり乾燥させましょう。
◾️酸素系クリーナーで定期的にお手入れする
塩素系で一掃したあとは、1〜3カ月に1回ほど酸素系クリーナーでお手入れするのがおすすめです。縦型洗濯機の場合は、クリーナーを入れて高水位まで水をため、40〜50℃程度のぬるま湯を使うと泡立ちがよくなります。5分ほど回したあと2〜3時間放置し、1サイクル回せば完了です。ドラム式洗濯機は縦型と構造が異なるため、製品の取扱説明書に従って洗浄しましょう。浮いてきた黒いカスは、そのつどごみ取りネットで取り除くとよいでしょう。
4. 黒いカスを予防するコツ
カビの胞子は空気中に存在するため、適切に管理しないと再発しやすくなります。日頃から次のことを心がけましょう。
◾️洗濯機のふたは開けておく
湿気がこもらないよう、洗濯が終わったらふたを開ける習慣をつけましょう。ただしドラム式洗濯機で小さな子どもやペットがいる家庭は、事故防止のためふたを閉めてロックをかけ、別の対策を取り入れることをおすすめします。
◾️洗濯槽をカゴ代わりにしない
洗濯前の汚れた衣類を槽内に入れておくと、湿気や汚れがたまりカビの原因になります。必ず洗濯カゴを使いましょう。
◾️洗剤や柔軟剤は適量を守る
溶け残りやすすぎ残りは、カビのエサになってしまいます。
◾️フィルターをこまめに手入れする
糸くずフィルターや乾燥フィルターなどに溜まったゴミは、できるだけ毎回取り除きましょう。
◾️お風呂の残り湯の使用はできるだけ控える
節水にはなりますが、残り湯には雑菌や汚れが含まれているため、できれば新しい水を使うのがおすすめです。
◾️定期的にクリーナーでお手入れする
塩素系で一掃したあとは、1〜3カ月に1回のペースで酸素系クリーナーを使いましょう。継続的にお手入れを行うことで、黒いカスの発生を抑えやすくなります。
結論
洗濯機の黒いカスの正体は、黒カビなどの汚れです。なくならないときは、洗濯槽のお手入れが不十分と考え、まず塩素系クリーナーでしっかり掃除しましょう。その後は酸素系クリーナーで定期的にお手入れを行い、ふたを開けておく、洗剤の適量を守るといった日々の心がけも忘れないようにしましょう。
