1. メラミンスポンジとは
「メラミンフォーム」という素材でできたスポンジで、メラミン樹脂をミクロン単位で発泡させて作られています。水だけで頑固な汚れを落とせるのが魅力です。硬く細かな網目状の構造を持ち、汚れを研磨して落とす仕組みになっています。使うたびに削れていくため、消しゴムのようにカスが出ます。洗剤なしで汚れを落とせる反面、研磨作用が強いため、使う前に注意すべき場所を確認しておくことが大切です。
2. 使用を避けたい場所
素材を傷めないために、あらかじめチェックしておきましょう。
◾️塗装やコーティングされている場所
こすると塗装やコーティングが剥がれてしまいます。車のボディやベランダの床、フローリングのほか、水垢防止や曇り止め加工が施された鏡やガラス、洗面ボウル、便器、浴槽にも使用は避けましょう。
◾️鏡面仕上げなど光沢のあるステンレス
削ることで表面に傷がつき、光沢が失われてしまいます。キッチンのステンレスシンクには使用しないようにしましょう。
◾️木材や樹脂素材
木材は吸水性があるためシミになる可能性があり、樹脂素材は柔らかく傷がつきやすいため不向きです。木製家具や樹脂製の食器、収納ケース、アクリル板への使用は避けましょう。
◾️漆器や陶器
漆器は光沢やツヤが失われてしまいます。陶器でも釉薬の種類や表面加工によっては傷がつくことがあるため、目立たない場所で試してから使用しましょう。
◾️人の歯や肌
歯をこするとエナメル質まで削れてしまい、肌をこすれば炎症を起こす恐れがあります。人体への使用は絶対に避けてください。
3. メラミンスポンジで落とせる汚れの種類
頑固な汚れの掃除には、メラミンスポンジがおすすめです。
◾️水垢
洗剤で落ちない鏡や蛇口、窓ガラスの水垢にも使えますが、コーティングの有無を確認してから使用しましょう。ただしコーティングされた場所への使用は避けましょう。
◾️油汚れ
コンロの油汚れや焦げ落としに便利です。一方でワックスが剥がれるため、フローリングの油汚れには使用しないでください。
◾️コーティングされていない陶器製便器の黒ずみ
ブラシで落ちない頑固な黒ずみもきれいに落とせます。ただし防臭・抗菌加工が施された便器には使えません。
◾️網戸の汚れ
土埃や排気ガスの汚れをすっきり落とせます。大きめのスポンジを2つ用意し、屋外側と室内側で挟んで動かすだけで簡単に掃除できます。
◾️茶渋
湯のみや急須についた頑固な茶渋も、漂白剤を使わずにこするだけで落とせます。ただし漆器や樹脂製の食器には使えないため、事前に材質を確認しましょう。
4. メラミンスポンジの正しい使い方
基本のポイントを3つ紹介します。
◾️手袋をはめて使う
研磨作用があるため、ゴム手袋を着用するのがおすすめです。とくに長時間使う場合は、肌を保護するようにしましょう。
◾️水でぬらしてから使う
たっぷりと水を含ませ、垂れない程度に軽く絞ってから使いましょう。乾燥するとキシキシと音がするので、そのたびに水を含ませてください。使用後はカスを拭き取り、スポンジは絞って乾燥させてから保存しましょう。
◾️洗剤を組み合わせる
汚れの種類によっては、洗剤を併用すると落としやすくなる場合があります。油汚れには、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダや重曹、アルカリ性の性質を持つ水垢や尿石には、酸性のクエン酸が役立ちます。洗剤は使用方法に従って使用しましょう。ただし塩素系洗剤との併用は避け、各製品の使用方法に従いましょう。
結論
メラミンスポンジには、素材を傷めたりコーティングを剥がしたりする恐れのある、絶対に使ってはいけない場所があります。光沢のあるステンレスや木材、樹脂素材、人の歯や肌などは避け、水垢や油汚れ、茶渋などの掃除に上手に活用しましょう。正しい使い方を意識して、メラミンスポンジを安全に使いこなしてください。
