1. 加齢臭とは
加齢臭とは、若いころには感じられなかった、中高年になると発する独特の臭いのことです。汗の臭いや脇・足の臭いといった一般的な体臭とは異なり、男女を問わず40歳を過ぎたころから気になり始めます。「古い本の臭い」「酸化した油の臭い」「押し入れの臭い」など、さまざまな表現がされる、脂っぽく青臭いような体臭の原因は「ノネナール」という物質です。加齢に伴う皮脂成分の変化によって、皮脂中の脂肪酸などが酸化・分解されることで、加齢臭の原因物質とされる「ノネナール」が発生すると考えられています。
2. 加齢臭が発生しやすい場所
加齢臭というと枕の臭いを思い浮かべる方も多いでしょう。実は、加齢臭は上半身から臭いやすいという特徴があります。上半身は皮脂が分泌されやすいため、加齢臭の原因物質も発生しやすい傾向にあります。とくに頭部や耳の後ろ、首周り、胸、背中などは皮脂の分泌が多く、加齢臭が発生しやすい部位とされています。
3. 加齢臭を悪化させる食べ物や生活習慣
食事や生活習慣によって、加齢臭が悪化することもあります。
◾️食べ物
脂質や糖質に偏った食生活は、皮脂の状態や体臭に影響する可能性があるとされています。脂質や糖質に偏った食生活にならないよう、肉・魚・野菜などをバランスよく摂ることを心がけましょう。アルコールの摂りすぎにも気をつけたいところです。
◾️生活習慣
皮脂が肌や衣服に付着したままの状態は、加齢臭を悪化させる原因になります。入浴時に体をよく洗わなかったり、衣服や枕カバーの洗濯を後回しにしたりすると要注意です。また、喫煙やストレスなどの生活習慣が体臭に影響する可能性も指摘されています。
4. 加齢臭を防ぐ方法
気になる加齢臭は、日々の対策で予防していきましょう。
◾️食事を見直す
脂質の多い洋食より、魚や野菜、雑穀米を中心とした和食がおすすめです。野菜や果物、魚などをバランスよく取り入れ、偏りのない食生活を心がけましょう。
◾️肌を清潔に保つ
汗をかいたらこまめに拭き取り、入浴で余分な皮脂を洗い流しましょう。とくに頭や耳の後ろ、首周り、胸、脇、背中は念入りに。気になる場合は、皮脂や臭いを洗い流しやすい洗浄料を選ぶのも一つの方法です。入浴で体を温めることはリラックスにもつながりますが、加齢臭対策としては皮脂や汚れを適切に洗い流すことが重要です。
◾️こまめに洗濯する
皮脂汚れや臭いが染みつきやすい衣服や枕カバーは、こまめに洗濯して清潔を保ちましょう。通常の洗濯で臭いが残る場合は、衣類の素材に合った洗剤や洗濯方法を検討しましょう。
◾️適度に運動する
ストレスをためないことも大切です。適度な運動を習慣にして気分転換を図り、生活リズムを整えることも対策の一つです。
結論
加齢臭は自分では気づきにくいこともあるため、日頃から肌や衣類を清潔に保つことが大切です。食事や生活習慣を見直し、肌や衣服を清潔に保つことを意識して、日々の生活習慣を整えながら、自分に合った対策を取り入れてみましょう。
