1. 脇汗がすっぱい臭いになる原因
脇には「エクリン腺」と「アポクリン腺」という2種類の汗腺があり、それぞれ分泌される汗の成分が異なります。エクリン腺から出る汗は99%が水分でほぼ無臭ですが、皮膚の細菌に分解されることで、すっぱい臭いが生じることがあります。一方、アポクリン腺から出る汗には脂質やタンパク質などが含まれており、細菌に分解されることで特有の臭いのもとになります。汗腺の数は遺伝で決まっていますが、それ以外にも生活習慣の中に臭いを強くする原因が隠れていることがあります。
◾️ストレス
緊張したときに汗をかいた経験がある方も多いでしょう。ストレスは汗の分泌を促し、結果として臭いが強くなりやすくなることがあります。ためこまないよう心がけたいところです。
◾️食生活
動物性たんぱく質や脂質の多い食生活は、体臭に影響する可能性があるとされています。野菜や大豆製品を中心とした、バランスのよい食事を意識しましょう。
◾️アルコール
アルコールは交感神経を活性化させ、汗をかきやすい状態にします。アルコールは発汗を促すため、体臭が強く感じられることがあります。
2. 服についた臭いは洗剤で落ちる?
軽い臭いであれば、通常の洗濯で落とせることが多いですが、臭いや色が残る場合は次の方法を試してみましょう。
◾️セスキ炭酸ソーダや重曹を使う
どちらもアルカリ性の成分で、脇汗の臭いに効果が期待できます。セスキ炭酸ソーダは水に溶かして脇部分にスプレーしてから、いつも通り洗濯しましょう。重曹は脇まわりに直接ふりかけ、少量の水を加えながらもみ洗いします。どちらもスーパーやドラッグストア、100円ショップなどで手に入りますよ。
◾️煮沸する
どうしても臭いが取れない場合は、煮沸洗浄がおすすめです。熱によって雑菌の数を減らせるため、臭いの軽減が期待できます。ただし生地が傷むこともあるため、注意しながら行いましょう。
3. 脇汗の臭いへの対策
気になる臭いには、次のような対策があります。
◾️汗取りパッドを使う
洋服の脇部分に貼るだけで、汗を吸収してくれます。臭いが気になる場合は、抗菌・消臭加工が施されたものを選ぶとよいでしょう。
◾️制汗剤やデオドラントグッズを使う
汗の分泌を抑える制汗剤や、臭いをケアするデオドラントグッズを活用しましょう。スプレータイプやロールオンタイプ、シートタイプなど種類が豊富なので、ライフスタイルに合ったものを選んでみてください。
◾️医療機関に相談する
根本的な改善を目指すなら、医療機関での相談も選択肢のひとつです。症状に応じて、外用薬や内服薬、注射、手術などの治療法を提案してもらえます。
4. 手術以外の治療法もある
手術に抵抗がある場合は、市販のデオドラント製品や制汗剤を試す方法もあります。また、これまで紹介した生活習慣を見直すことでも改善が見られる場合があるため、日々の生活習慣を見直し、臭いの原因を減らすことも大切です。
結論
汗をかく季節は脇汗の臭いが気になりやすいため、適切なケアを心がけましょう。生活習慣の見直しや市販のグッズを試しても改善が見られない場合は、医療機関に相談することも検討してみましょう。
