1. サンダルの汚れやにおいの原因
汚れや黒ずみ、においには、複数の要因が関係しています。
◾️足裏の汗
足裏は汗腺が多く、1日にコップ1杯ほどの汗をかくといわれています。汗などを栄養源として雑菌が増殖し、その過程で生じる物質が、嫌なにおいの原因になります。汗を吸収しやすい素材のサンダルでは、汗や皮脂などの汚れが蓄積し、黒ずみの原因になることがあります。
◾️足裏の角質
汗で柔らかくなった角質が、サンダルとの摩擦で剥がれ落ちることがあります。この角質も雑菌のエサになり、分解される際ににおいの原因物質が発生します。
◾️足の指から出る皮脂
足裏や足指などから出る皮脂がしみ込むと、中敷きに黒いシミとして残ることがあります。
◾️外で付着する汚れ
外出先での泥や砂ボコリ、飲食物の汚れなどが、シミや変色の原因になります。放置すると素材の劣化や雑菌・カビの繁殖にもつながるため、注意が必要です。
2. ゴム・ポリウレタン素材のサンダルの洗い方
ビーチサンダルなどに使われる合成樹脂素材は、水洗いが基本です。ひどい汚れには、製品の表示を確認したうえで、中性洗剤などを使用しましょう。
◾️用意するもの
バケツや洗面台のシンク、中性洗剤または弱酸性洗剤、タオル、ブラシ、歯ブラシを用意します。
◾️洗い方の手順
①泥や砂、ホコリをシャワーで洗い流すか、手やブラシで払い落とします。
②水またはぬるま湯に中性洗剤を数滴入れて洗浄液を作ります。製品の表示でつけ置きが可能か確認し、問題がなければ短時間つけ置きします。
③ブラシで全体をこすり、鼻緒部分は歯ブラシで丁寧に洗います。
④流水でしっかりすすぎます。洗剤が残ると素材を傷める原因になるため注意しましょう。
⑤風通しのよい場所に立てかけて陰干しします。直射日光や高温を避け、風通しのよい日陰で乾燥させましょう。
3. 革素材・合成皮革のサンダルの洗い方
革専用クリーナーがあれば、それを使うのがおすすめです。ブラシで砂ボコリを落としたあと、クリーナーを含ませた布で優しく拭き取り、最後に、革の種類に適した保革クリームなどでお手入れしましょう。革専用の消しゴムクリーナーを使えば、軽い黒ずみも落とせます。
◾️専用クリーナーがない場合
中性洗剤や弱酸性洗剤、水またはぬるま湯、タオル、歯ブラシを用意します。まず洗剤で色落ちしないか目立たない場所で確認しましょう。濡らして固く絞ったタオルに洗剤を含ませ、汚れをトントンと叩くように落とします。落ちない汚れはブラシで軽くこすりましょう。水気を新しいタオルで拭き取り、陰干しで自然乾燥させたら、保革クリームやオイルで仕上げます。
◾️合成皮革の場合
合成皮革は水洗いできる製品もありますが、製品によってお手入れ方法が異なります。洗濯表示やメーカーの案内を確認し、丸洗いができない場合は、革素材と同様に拭き取りで汚れを落としましょう。同じ手順で、色落ちの確認からタオルでの拭き取り、陰干しまで行いましょう。
4. サンダルの汚れ予防対策
防水・撥水スプレーを定期的に使うと、汚れが付きにくくなります。汚れがついたら、すぐに拭き取るか洗うことも大切です。ついたばかりの汚れは落としやすい一方、たまるほど落ちにくくなります。また、毎日同じサンダルを履き続けると湿気がたまり、雑菌やカビの原因になるため、ときどき履き替えて湿気や汚れが蓄積しないようにしましょう。
結論
ゴムなどの合成樹脂素材は水洗い、本革や合成皮革は拭き取りが基本と、素材によって適した洗い方は異なります。歯ブラシで汚れを落とすときは、強くこすらず、素材の状態を確認しながら優しく動かしましょう。きれいなサンダルで、快適な夏を過ごしましょう。
