1. エアコン室外機に適した設置場所
どこにでも設置できるわけではなく、場所によっては効率が落ちたり電力消費が増えたりすることがあります。
◾️エアコン本体との距離
使用できる配管の長さはメーカーごとに決まっているため、本体からあまり離れた場所には設置できません。
◾️配管経路
本体と室外機の高低差によっても効率が変わります。高低差もメーカーによって異なるため、使用条件を確認しておきましょう。
◾️地盤
室外機は重量があるため、地面に設置する場合は、沈み込みにくく水平を保てる場所を選びましょう。
◾️環境
直射日光を避けられる場所が理想ですが、室外機は屋外設置を前提に作られているため、雨に濡れること自体は問題ありません。直射日光は熱交換器に負担をかけ、効率低下の原因になります。屋外設置を前提に作られてはいるものの、雨や湿気によって、設置環境によっては金属部分にサビが発生することがあります。また、周囲に障害物がない開けた空間も重要です。室外機は後ろから空気を吸い、正面へ排出する仕組みのため、周りがふさがれていると排出した空気を再び吸い込み、冷暖房効率の低下や消費電力の増加につながります。
2. 場所に困ったときの設置方法
標準設置以外にも、さまざまな設置方法があります。
◾️標準設置
ブロック台などを土台にし、ベランダや地面、通路に設置する一般的な方法です。
◾️天吊り
ベランダの天井から架台を吊り下げて設置する方法です。スペースの限られたマンションなどで活用されるほか、積雪対策として高い位置に設置する場合もあります。
◾️壁掛け
壁にL字金具や専用架台を取り付けて設置する方法です。地面に設置スペースがない建物や、ベランダを広く使いたい場合などに採用されます。
◾️屋根置き
1階部分の屋根に設置する方法で、ベランダのない家庭でも設置可能です。
◾️二段置き
専用の架台を使い、室外機を2台重ねて設置する方法です。設置スペースが限られている場合に便利です。
◾️立ち下ろし
2階のエアコンの室外機を1階に設置する方法で、2階に設置場所がない場合に選ばれます。
3. 効率を上げるためのポイント
夏場は室外機の設置場所によって冷房効率が変わります。直射日光を避けることは熱交換器への負担を軽減し、冷房効率のアップにもつながります。室外機専用の日よけを使う場合は、吹き出し口や吸い込み口をふさがないタイプを選びましょう。ただし、植木や柵で室外機を囲んでしまうと放熱が妨げられ、逆に効率が落ちてしまうため注意してください。
4. 自分でできるメンテナンス
効率よく使い続けるには、日頃のメンテナンスも欠かせません。分解しての掃除は専門業者に任せる必要がありますが、周辺の掃除や外側の汚れ拭き、フィン表面のホコリを取り除く程度であれば、自分でも掃除できます。室外機は雨や台風にも耐えられる設計になっているため、外側の汚れを水拭きする程度であれば可能です。内部や電装部分に水が入らないよう注意しましょう。
結論
エアコンの室外機には、標準設置以外にもさまざまな設置方法があります。設置場所は配管の長さや建物の構造によって条件が変わるため、取り付け前に専門業者へ相談すると安心です。メーカーによって配管距離などの条件も異なるため、自宅の状況に合った方法を選び、快適な環境を整えましょう。
