1. 蜘蛛の平均寿命はどのくらい
代表的な3種類の生態と寿命を見ていきましょう。
◾️アシダカグモ
灰色がかった褐色の大型の蜘蛛で、体長はオスが10〜25mm、メスが20〜30mmほどで、脚を広げると10cmほどになることもあります。巣を作らない徘徊性で、ハエやゴキブリ、蚊、蛾を捕食してくれる益虫です。寿命は数年程度とされ、長く生きる個体ではさらに長寿となることもあります。一度に多数の卵を産み、脱皮を重ねながら約2年かけて成虫になります。越冬して数年間家に住み着くことも珍しくありません。
◾️ハエトリグモ
日本では80種類ほど確認されているハエトリグモ科の総称です。体が比較的平たく、大きな前方の目と発達した脚が特徴で、茶褐色や灰褐色のものが多く見られます。巣を作らず、小型の昆虫などを捕食します。代表的な「アダンソンハエトリ」は5〜10mmほどの小さな種類で、寿命の目安は1年ほど、長生きする個体では3年ほど生きることもあります。
◾️イエユウレイグモ
細長い足と薄い灰色の体が特徴で、大きさは7〜10mmほど。天井や壁の隅、家具の隙間に不規則な巣を作り、フラフラとした独特の動きをします。コバエやダニ、チャタテムシなどを捕食し、毒はなくおとなしい性質です。30〜40個の卵を糸でくるみ、口でくわえて守る習性があります。寿命は1年ほどとされています。
2. 家の中にいる蜘蛛の駆除方法
家の中から取り除きたい場合は、種類や状況に応じて駆除や屋外への移動を検討しましょう。
◾️専用スプレーを使う
蜘蛛用の駆除スプレーを吹きかけるだけの手軽な方法で、大量に駆除したいときにも役立ちます。忌避効果のあるタイプなら、巣を作らせない対策にもなります。ただし薬剤成分の影響を考え、ペットや小さなお子さんがいる家庭は使用に注意しましょう。
◾️ほうきなどで追い払う
殺したくない場合は、ほうきで進行方向を遮りながら屋外へ誘導しましょう。巣があれば巻き取り、小さなほうきでチリトリや新聞紙に追い込んで逃がす方法もあります。まれに毒を持つ種類もいるため、素手で触るのは避けましょう。
◾️柑橘系の香りで撃退する
柑橘系の香りを利用した蜘蛛対策も紹介されていますが、忌避効果には個体差や種類による違いがあると考えられます。アロマディフューザーや小皿に入れた香りを部屋に置くと、寄り付きにくくなります。ペットへの影響を確認してから使いましょう。水100mlと柑橘系アロマオイル20滴、お酢50mlを混ぜて手作りスプレーを作成し、巣を作りそうな場所に吹きかければ約2週間効果が持続します。変色しないか事前に確認してから使用してください。
3. 蜘蛛の侵入を予防する方法
日頃の対策で、侵入自体を防ぐことも大切です。
◾️隙間や穴をふさぐ
網戸の隙間や穴をふさぎ、窓やドアはこまめに閉めましょう。換気口などに隙間がある場合は、侵入経路になっていないか確認し、用途に適した防虫対策を行いましょう。
◾️餌になる害虫を駆除する
多くの蜘蛛は、餌となる害虫を求めて家に入り込みます。ハエや蚊、蛾、ダニ、ゴキブリを専用のアイテムで駆除しましょう。駆除剤ごとに対応する害虫が異なるため、事前に確認して選ぶことが大切です。
◾️こまめに掃除する
汚れた環境は害虫の繁殖を招きます。生ゴミや食べ残しはすぐに密封して捨て、汚れはこまめに掃除しましょう。蜘蛛の餌となる小さな虫が発生しにくい環境を保つため、室内を清潔にし、必要に応じて換気を行いましょう。
結論
蜘蛛の寿命は種類によって異なり、蜘蛛の寿命は種類によって大きく異なり、1年程度で寿命を迎える種類もあれば、アシダカグモのように数年生きる種類もいます。繁殖して数が増えるため、駆除したい場合は寿命を待つより、専用スプレーやほうきなど適した方法で対処するのがおすすめです。隙間をふさぐ、餌となる害虫を駆除するといった予防策もあわせて実践してみてください。
