1. 魚の目とは
足の皮膚にできる、硬くなった角質のかたまりを指します。丸く硬くなった部分の中心に芯ができることが特徴です。医学的には「鶏眼」といい、鶏の目にも似ていることが由来です。似たものにタコがありますが、魚の目には芯があるのに対し、タコには芯がない点が異なります。
◾️主な症状
硬くなった角質や芯が圧迫されることで、痛みを感じることがあります。角質が厚くなり、中心部に硬い芯ができることで、歩いたときなどに圧迫されて痛みを感じるのです。大きさには個人差があり、数mm程度のものから、より大きくなるものまであります。
◾️できる原因
足に合わない靴を長時間履く、歩き方や姿勢が悪い、運動による負荷がかかるといったことが原因として考えられます。皮膚の一部に圧迫や摩擦が集中的に加わることで、皮膚を守ろうとして角質が厚くなり、魚の目へと変化します。
◾️できやすい部位
足の裏や足指の付け根など、圧迫や摩擦が加わりやすい部分にできやすく、とくに親指・人差し指・中指の付け根に多く見られます。窮屈な靴を履いている場合は、小指や親指の外側、薬指の先にできることもあります。
2. 自分で取ってもいいのか
軽い痛みでも、放置せずに対処することが大切です。
◾️放置は危険
悪化すると痛みが増し、症状がひどい場合は歩けなくなることもあります。症状が改善しない場合や、原因となる足の形・歩き方などに問題がある場合は、早めに医療機関で相談しましょう。
◾️ピンセットでの処置には注意
表面だけを取っても根本的な解決にはなりません。芯は皮膚の深い部分にあるため、ピンセットやカッターでは取りきれず、皮膚を傷つけて跡が残る恐れもあります。
3. 魚の目の取り方
症状の程度に応じて、いくつかの方法があります。
◾️スピール膏を使った治療
サリチル酸を含む角質軟化剤などを用いて、硬くなった角質を柔らかくする治療が行われることがあります。角質を柔らかくしたうえで、必要に応じて医師が専用の器具で硬くなった部分を削ることがあります。
◾️手術による治療
スピール膏による治療で改善しない場合は、症状や原因によっては、局所麻酔を用いた処置などが検討されることもあります。処置後の回復期間は、処置方法や患部の状態などによって異なります。
◾️自宅での対処法
市販の角質軟化剤を使用できる場合もありますが、製品の使用方法・注意事項を確認して使いましょう。製品の用法・用量に従い、角質を柔らかくしながらケアします。ただし、芯が深い重症の場合には向いていません。
4. 再発を予防するコツ
治ったあとは、再発を防ぐ工夫も大切です。
◾️自分に合った靴を選ぶ
靴が合わないことが原因になりやすいため、きつすぎる靴やヒールの高い靴で足に負担がかかっていないか確認しましょう。自信がない場合は、シューフィッターに相談するのもおすすめです。
◾️正しい歩き方を意識する
歩き方や姿勢の乱れも足への負担につながります。歩き方に偏りがないかを意識し、気になる場合は専門家に相談しましょう。歩き方を客観的に確認するため、家族や友人などに見てもらうのも一つの方法です。
結論
魚の目の取り方には、市販薬を使う方法や病院での手術など複数の選択肢があります。放置すると痛みで歩けなくなることもあるため、早めの対処を心がけましょう。ピンセットなどで無理に取ろうとすると、根本的な治療にならないうえ悪化させる恐れもあるため避けてください。
