1. 舌の汚れと口臭の関係
◾️舌の汚れの正体
舌に白や黄色などの苔のようなものが付着することがあります。これは「舌苔(ぜったい)」と呼ばれるもので、はがれ落ちた細胞や食べ物のカス、細菌などが舌の表面に付着してできるものです。
◾️舌が汚れる原因
口内の掃除不足も原因のひとつです。食べ物のカスなどをこまめに取り除かないと、舌の表面に汚れがたまっていきます。また、唾液には口内の汚れを洗い流し、細菌の増殖を抑える働きがありますが、加齢やストレス、食生活、喫煙、薬の副作用などで唾液が減ってしまうこともあります。口呼吸や口が開きがちな方は口内が乾燥しやすく、舌苔が付着しやすくなることがあります。
◾️舌の汚れが及ぼす影響
舌に付着したタンパク質やアミノ酸が細菌によって分解されると、揮発性硫黄化合物が発生し、口臭の原因になります(※1)。舌苔は口臭の原因の一つで、舌苔の付着量が多いほど口臭に影響する可能性があります。さらに、汚れが蓄積すると細菌が繁殖しやすい環境になり、虫歯や歯周病といった口内トラブルのほか、インフルエンザなどの感染症にもかかりやすくなると考えられています(※2)。
2. 舌の汚れの正しい取り方
歯磨きに加えて、舌の汚れが気になる場合は舌のケアを行いましょう。舌の汚れをケアするには、専用のお手入れが必要です。
◾️舌磨きの道具
歯ブラシを使う方もいますが、かたすぎて舌を傷つけてしまう可能性があります。舌磨きには、舌ブラシや舌クリーナーと呼ばれる専用の道具を使うのがおすすめです。ブラシタイプやヘラタイプなどがあるため、使いやすいものを選びましょう。また、広範囲を一気に掃除できるスクレーパータイプなどがあり、舌磨き用のジェルを併用するのも効果的です。
◾️舌磨きの注意点
やりすぎると舌を傷つけて逆効果になることもあります。舌磨きは、製品の使用方法を確認し、力を入れすぎないように行いましょう。起床時に行うのがおすすめです。鏡で確認しつつ、舌の奥から手前に向かって、力を入れすぎないようにやさしく動かします。力を入れすぎないように注意しましょう。舌ブラシには汚れが付着するので、こまめに水洗いしながら磨いてください。
◾️口臭ケア用タブレットを使う方法
口臭対策として人気のタブレットは、コンパクトで持ち歩きやすく、気になったときに手軽にケアできる便利なアイテムです。舌全体でなめることで、汚れを落とす効果が期待できます。
3. 舌の汚れを予防する方法
◾️口内を清潔に保つ
食後の歯磨きに加えて、マウスウォッシュで口内を清潔に保つのがおすすめです。舌磨きはやりすぎると逆効果になる可能性があるため、多くても1日1回までにとどめましょう。
◾️唾液の分泌を促す
口内の乾燥を防ぎ、汚れを洗い流すには、唾液の分泌を促すことが大切です。食事の際はよく噛んだり、歯ごたえのあるものを選んだりして唾液腺を刺激しましょう。また、シュガーレスガムなどを噛むことも、唾液の分泌を促す方法の一つです。口を大きくいろいろな形に開いたり、舌を動かしたりする口や舌の体操も、唾液の分泌を助けてくれます。耳の下やあごの下を指先で小さな円を描くようにマッサージし、唾液腺を刺激するのもおすすめです。
結論
舌の汚れは、口臭や虫歯などのトラブルにつながる可能性があります。
歯磨きと同じように舌磨きも習慣にして、日頃からケアしておくことが大切です。
繊細な舌を傷つけないよう、専用の舌ブラシなどを使って、やさしく丁寧にお手入れしましょう。
(参考文献)
※1出典:厚生労働省「口臭の治療・予防」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-07-002
※2出典:公益社団法人神奈川県歯科医師会「適切な歯みがきと口腔ケアでインフルエンザを予防しましょう!!」
https://www.dent-kng.or.jp/colum/basic/608/
歯磨きと同じように舌磨きも習慣にして、日頃からケアしておくことが大切です。
繊細な舌を傷つけないよう、専用の舌ブラシなどを使って、やさしく丁寧にお手入れしましょう。
(参考文献)
※1出典:厚生労働省「口臭の治療・予防」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-07-002
※2出典:公益社団法人神奈川県歯科医師会「適切な歯みがきと口腔ケアでインフルエンザを予防しましょう!!」
https://www.dent-kng.or.jp/colum/basic/608/
